
数ある仮想通貨の中で最近Binance Coinという仮想通貨が注目を集めております。
Binance Coinは一体どのような特徴をもった仮想通貨なのでしょうか?
今回はBinance Coinの「特徴や仕組み」「時価総額や現在の価格」「どこに取引所があるのか?」などについて詳しく解説していきたいと思います。
まずは、バイナンスコインについてわかりやすく30秒で解説した動画を用意したのでこちらをご覧ください。この動画を見てから内容を読んで頂くと理解しやすいですよ。
それでは記事の内容をご覧ください。Binance Coinについて詳しくしっていただきたいと思います。
本記事の内容
Binance Coin | BNBとは何か?初心者でも簡単に分かる概要
Binance Coinは、Binanceという仮想通貨取引所が発行している仮想通貨です!
Binance内で利用できる「ポイント」としての役割を担っていて、BNBを使えばBinanceを利用する際、お得になるんです!
では、具体的にどのようにお得になるのか?どのような仕組みになっているのか?気になりますよね。
これに関しては、おいおい話していくとして、まずは簡単にBinance Coinの概要を解説したいと思います!
Binance Coin (バイナンス コイン) の入門まとめ|マネピwiki
通貨の名前 | Binance Coin |
通貨単位 | BNB |
発行上限枚数 | 2億BNB |
取り扱い国内取引所 | - |
取り扱い国外取引所 | Binance |
開発組織 | Binance Exchange |
開発者 | Changpeng Zhao |
ホワイトペーパー | https://www.binance.com/resources/ico/Binance_WhitePaper_en.pdf |
公式サイト | https://www.binance.com/ |
Binance Coin (バイナンス コイン) の特徴とは?仕組みや技術ついて解説
BitcoinやOmiseGoなどの有名な仮想通貨は、「決済」に利用されることが多いです。
それに対してBinance Coinは、「ポイント」としての色が強い点に、大きな特色があります。
では、そんなBinance Coinの特徴や仕組みについて詳しく解説したいと思います。
Binance Coinが取引手数料を割引するメカニズム
BinanceはBTC建てやETH建てで取引すると、取引手数料は通常は0.1%です。
これは、仮想通貨取引所の業界で最も安い取引手数料になります。
さらに、BNBを基軸通貨として売買すると、2017年7月25日より1年間の期間限定で手数料が0.1%の50%OFFの0.05%にとなりました。
ADX/BNB
AMB/BNB
BAT/BNB
BCC/BNB
BCPT/BNB
BTS/BNB
CMT/BNB
CND/BNB
DLT/BNB
GTO/BNB
ICX/BNB
IOTA/BNB
LSK/BNB
LTC/BNB
NEO/BNB
NULS/BNB
OST/BNB
POWR/BNB
QSP/BNB
RCN/BNB
RDN/BNB
VEN/BNB
WABI/BNB
WAVES/BNB
WTC/BNB
XLM/BNB
XZC/BNB
YOYO/BNB
BNB建ては、BTC建てやETH建てと比べると取引ペアはまだまだ多くはありません。
ですが、主要な通貨をバイナンスで取引をするなら、バイナンスコインで取引したほうが良いでしょう。
注意点:バイナンスコインの取引手数のディスカウント率が目減りする
しかし、毎年、Binance Coinを利用する際の手数料割引率は減少してしまうので、それには注意が必要です。
詳しい年ごとの割引率については、以下の表を参照してください。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
取引手数料 | 0.05% | 0.075% | 0.0875% | 0.09325% | 0.1% |
Binanceは、4半期ごとに取引所の利益の20%分のBinance Coinの買い戻しを行っています。
これによって、市場にBinance Coinの供給が減るので、需要が高まり、Binance Coinの価値が高まるという仕組みになっています。
最終的には、全発行数量の50%である1億BNBになるまで買い戻しを行う予定です。
Binance CoinがERC20トークンであることのメリット
Binance coinは、ERC20トークンの中のひとつです。
イーサリアムを介して資金調達をする、多くのICOで利用されるトークンです。
ERC20という統一規格をICOに利用することにより、1種類のウォレットで、ERC20を用いた様々なトークンを保有することができるようになりました。
Binance Coinは、他のERC20トークンとも同じ規格であるから、補完性があるのです!
言い換えれば、他のトークンのプログラムもBinance Coinは応用できるということになります。
さらにERC20トークンであれば、将来的にはFX(証拠金取引)や中央集権ではないDEX(分散型取引所)を実現することができるということです。
新たに上場する通貨の事前に購入することができる
Binanceは、新たに新規上場銘柄を事前配布することがあります。
通貨の事前購入の際に、必要になるのがBinance Coinなんです。
つまりBTC建てやETH建てよりも売買できるようになる前に、BNB建てで新規銘柄と売買できるということなんです。
事前配布の場合、かなり割安なレートでBNBで購入することができるので、BNBコインを保有するメリットがあります。
新規に上場して欲しい通貨の投票へ参加できる
Binanceは毎月「Community Coin per Month」という、新しくbinanceに上場させて欲しいアルトコインを一般ユーザーの投票によって希望を集める方法をとっています。
1回の投票に0.01BNBで投票することができます。
この投票で1位になった銘柄はbinanceに上場することが多いため、多くのユーザーが自分が上場して欲しい通貨に投票するため、BNBの売買が活発になることが期待されています。
Binanceが支援した銘柄のICOがに参加できる
binanceには、
・資金調達をサポートする「Binance Labs」
・取引所にICO案件を掲載して投資できるようにする「Binance Launchpad」
の2つのサービスがあります。
資金調達をサポートする「Binance Labs」
binanceには、ICOによる資金調達をサポートする「Binance Labs」というサービスがあります。
このサービスでは、トークン開発者に対して資金援助や、ブロックチェーンや技術に関するアドバイスやリソースの提供しています。
簡単に言うと、ノウハウを持っているバイナンスがコンサルしてあげるよというサービスになります。
binanceにICO案件を掲載して投資できる「Binance Launchpad」
支援した通貨は、バイナンス上でICO案件を掲載して投資できるようにする「Binance Launchpad」で公開されて、資金調達もできるようになります。
このBinanceがコンサルしたICOに参加するのに必要になるのが、BNBトークンが使われます。
実際に過去に、Binanceが支援してBinance上でICOしたTRONという仮想通貨があります。
Binanceには、2017年の11月9日に上場し、2018年の1月5日には一時200倍ほどになりました。
今現在も、時価総額ランキングで上位に占めている銘柄なんです。
これ以降、BinanceがサポートするICO銘柄が優秀であるという口コミが広がりかなりの注目を集めています。
これからBinanceでICOしている通貨がどんどん増えれば、BNBを持つ人も多くなるので価値の上昇が見込めますよね。
仮想通貨TRONについて詳しく知りたい方はコチラをご覧になってみてくださいね。
Binance Coinのデメリット・不安な点とは?
さて、こんなメリットばかりに思えるBinance Coinに関しても、先行きが不安な点もあります。
BNBにはどんなデメリットや欠点があるのでしょうか。
続いて、不安な点について解説したいと思います。
5年後のBinance Coinの使い道
Binance Coinの特徴の項では、5年後には手数料割引率が0%になってしまう、ということを話しました。
そして、その価値がなくならないように、4半期ごとに取引所の利益の20%分のBinance Coinの買い戻しを行って、価値を維持しているという話がありました。
しかしながら、Binance Coinの主な使い道は、手数料を割り引くポイントとしての役割が主だっているのが現状です。
つまり、手数料割引の特典がなくなった際に、Binance Coinをどのような使い道の仮想通貨として流通させるのか、その点が不透明なのです。
その点で、この先Binance Coinが生き残るためにはさらなる工夫が必要であり、その意味で将来性にやや不安が残ります。
Binanceの本社が中国の香港にあること
Binanceは、国内の企業ではなく、中国の香港に本社を置いてある仮想通貨取引所です。
しかし、中国といえば、大規模な仮想通貨の規制をおこなったことが、話題になりましたよね。
現在、Binanceはまだ特に規制は受けていないものの、今後仮想通貨の規制を受けてしまう可能性も十分にあります。
そうなってしまうと、Binance Coinに価値はなくなってしまうでしょう。
現在、Binance本社は中国からの規制を避ける為、タックスヘイブンであるケイマン諸島への移転を予定しています。
追記:Binanceはマルタ島に拠点開設
バイナンスの趙長鵬(ジャオ・チャンポン)CEOは、ブルームバーグのインタビューに対して、「新しい法案が仮想通貨ビジネスに「好意的」かを視察するために、マルタ政府から招待を受けていた」と語りました。
ジャオチャンポンさんのInstagramでも以下のように投稿されていました。
「近いうちに銀行業務の提携を近いうちに発表できるだろう。マルタは仮想通貨とフィンテックに非常に進歩的だ」
Welcome to #Malta 🇲🇹 @binance. We aim to be the global trailblazers in the regulation of blockchain-based businesses and the jurisdiction of quality and choice for world class fintech companies -JM @SilvioSchembri https://t.co/3qtAQjOpuQ
— Joseph Muscat (@JosephMuscat_JM) 2018年3月23日
「バイナンス、マルタへようこそ。私たちはブロックチェーンビジネスの規制において世界の先駆者を目指し、世界クラスのフィンテック企業から選ばられるような司法制度を構築したい」
マルタ島の首相もかなり良好的にバイナンスの開設を迎えているツイートをしていました。
なので、バイナンス取引所自体が規制によって潰れることがあったりする可能性は非常に低くなったと言えるでしょう。
Binance Coin|BNBの現在の相場チャートと時価総額とは?
BNBの現在の相場チャートや、時価総額について紹介していこうと思います。
リアルタイムで見るBinance Coinの現在のドルレートと価格推移
以下が今現在のリアルタイムで見るBNBのレートと価格推移です。
Binance Coinの現在の時価総額ランキングは何位?
RANKの欄にある数字が今現在の順位です。
Binance Coinは比較的いつも時価総額ランキングの上位に位置しています。
Binance Coinの最新ニュースから分かる将来性!今後の動向は?
Binanece Coin公式サイトや公式Twitterなどからの最新ニュースの動向から、Binance Coinの今後の将来性について解説していきます。
Binance CoinのICOから将来性まで
まず、Binance Coinは2017年7月にICOを開始し、ハードキャップである2億BNBを発行済みです。
ICOでは、50%の1億BNBが売り出されました。
そして、Binance Coinの命運は、Binance Coinを扱っているBinanceの今後次第にかかっている、といっても過言ではないでしょう。
Binanceは、2017年にできたばかりの取引所であるのにもかかわらず、急速に取引高を上げ、12月には世界最大の取引所となりました。
Binance Coinの最新のニュースはテレグラムや公式Twitterが早い!
Binance Coin (バイナンス コイン) の最新ニュースをチェックするときに、どこを調べたら良いのでしょうか?
まず、基本的には、仮想通貨取引所Binanceに登録しておけば、予告や最新情報が入ってくるようになっています。
また、公式プラットフォーム以外では、Binance公式Twitterが参考になります!
親切に、日本語バージョンも用意されているので、わかりやすいですね。
バイナンスの公式テレグラムはコチラ
Binance Coinの購入方法は?オススメの取引所をご紹介
BNBを購入できるところは、当然ながら取引所Binanceのみになります!
Binanceのような、海外の仮想通貨取引所を利用する際には、以下の手順を踏む必要があります。
まずは国内の取引所で「BTC」「ETH」のいずれかで購入します。
その後、Binanceに送金してbnb/btcもしくはbnb/ethで売買することができます。
まだ日本国内の取引所の口座を持っていない方にオススメの取引所はセキュリティも高いBitflyerです。
BNBを安全に保管できるオススメのウォレットとは?
コインチェックの500億円相当のNEMハッキング事件もあり、安全にBNBを保管したい!という方も多いでしょう。
バイナンス取引所はインターネットに繋がっているため、ハッキングされる可能性はゼロではありません。
なので、より自分の資産を安全に保管できる方法について解説したいと思います。
保管方法①:MyEtherwalletで管理
1つ目の管理方法は、MyEtherwallet(マイイーサウォレット)に通貨を移すことです。
マイイーサウォレットは、オンライウォレットと違いサーバー上に秘密鍵を保存しませんので、ハッキングによってウォレットの中身が盗まれることはありません。
・秘密鍵を紛失するとウォレットが使えなくなる。
・PCがウイルスに感染して情報が盗まれる。
・スマホでの操作が非常に難しい。
よく通貨を動かしたり売買する方の一時的は保管として、マイイーサウォレットに入れておくのはよいでしょう。
>https://www.myetherwallet.com/
保管方法②:ハードウォレットで管理
安全にそして安心して保管したのであれば、絶対にハードウォレットに保管することをオススメします。
1番オススメのハードウォレットは、「LedgerNanoS(レジャーナノエス)」です。
レジャーナノエスは、ビットコインやリップル、zcashなど20種類の通貨に加えて、ERC20トークンはすべて対応しています。
Amazonや楽天、メルカリ等の商品は、そもそも正規品が販売されておらず、マルウェアやウイルスを仕込まれている可能性があるのでおすすめできない。
レジャーナノエスを購入する際は、必ず公式サイトで購入しましょう。
下から公式サイトに飛んで正規品を購入できますので、安全に保管したい!という方は下のボタンから公式サイトをご覧になってみてくださいね。
レジャーナノエスの買い方や登録して送金方法について詳しく知りたいかはコチラをチェックしてみてください。
仮想通貨Binance Coinの仕組みから買い方までのまとめ
バイナンスが発行しているバイナンスコインの仕組みや買い方まで詳しく解説してきました。
バイナンスは、100以上の銘柄が上場して取引されており、どの通貨も他の取引所と比べても取引高も多くとてもトレードしやすい取引所になっています。
手数料が世界で1番安いこともあり、日本でも多くの方が愛用しているかたも多いでしょう。
この取引所が発行するBNBを持つと、
・取引手数料が0.05%で売買できる
・上場前の銘柄を買うことができる
・上場してほしいトークンに投票ができる
・binanceが支援したICOトークンを買える
メリットがあるので、伸びしろのあるトークンではないでしょうか?
トークンを買わなくても、今後上がるニュースがでた際にすぐに売買できるように口座だけは開設しておくとよいでしょう。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
ぜひ、他の気になる記事もご覧になってみてくださいね。