
今回は、楽天がコインチェックを買収するのではないのか?という噂を検証してみたいと思います。
結論からいうと、楽天がコインチェックを買収あるいは資本提携すると大胆予想しました。
その理由と、もし買収した時に、どのようなメリットがあるのかということまで解説していければいいなと思います。
あくまで、大胆予想ですので、優しい目でみていただければと思います。
本記事の内容
ことの発端は経営陣交代の可能性を示唆したこと
この内容は、3月8日にコインチェック代表の和田さんと大塚さんの会見でした。
NEMの補填を決めたという記者会見のなかで、記者からの「経営陣が交代ということはあり得るのか?」との質問でした。
会見を見ていた私は、コインチェックは上場しているわけではないし、和田さんや大塚さんがコインチェックの株保有比率は高いと思ったので経営陣の交代はないと予想していました。
しかし、和田さんがその中で、「経営陣の交代」を示唆しました。
となると、どこかの企業が買収や資本提携の可能性が考えられました。
コインチェックを伊藤忠やみずほ銀行が救済するという噂
コインチェックを伊藤忠商事やみずほ銀行が救済するという噂がちらほらと聞こえてきますよね。
実際にこちらの記事。
コインチェックを伊藤忠やみずほ銀行が救済するという噂
先日、コインチェック社が消費者補償をみずほと伊藤忠が救済すると寄稿していました。
(情報:https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180228-00082157/)
大手総合商社の伊藤忠商事と大手のみずほ銀行が救済するという情報です。
確かに、上記企業は規模も信用度の高い企業ではありますが、みずほ銀行や伊藤忠が資本提携しても、さほどメリットやシナジー効果が生まれないような気がします。
ソフトバンクの孫さんがコインチェックと資本提携・買収するのではという噂
ソフトバンクがコインチェックを買収・資本提携するという噂はほとんど出てきません。
確かに、ICOによりソフトバンクコインのようなものが発行されて、ソフトバンクユーザーが何かできるコインという立ち位置だとシナジーは生まれそうです。
しかし、ソフトバンクにはSBIがあるので、コインチェックをわざわざ買収する必要はないのでは?と思いました。
仮想通貨取引所ビジネスに参入している企業の傾向とは?
帰納的に傾向を見てみると、仮想通貨のジャンルに参入していたり、これから参入を発表している企業にはどのような傾向があるかと言いますと、
- 仮想通貨取引所のスタートアップ(ビットフライヤー)
- 銀行・証券系(SBI)
- IT企業(DMM、GMO、サイバーエージェント、メルカリ)
という傾向があります。
こう考えると、IT企業で有力な企業の参入が見込まれるのではないかと予想されます。
楽天がコンチェックと資本提携か買収すると思う3つの理由とは?
楽天がコインチェックと何かしらの資本提携や買収すると予想できる理由がいくつかあります。
①:ECサイトを運営し楽天ポイントがトークンと相性が良いから
自社サービスを持ちながら、自社サービス内で使えるトークン発行するためにICOする企業があります。
例えば、メッセンジャーアプリのkikがkinという仮想通貨を発行しています。
そのkinはkikというメッセンジャーアプリ内でスタンプを購入したりすることができるトークンと利用されるようです。
そのモデルと同様、楽天という巨大ECサイトの中で、楽天コインが流通することができるようになると便利になるからです。
この事例と同様に、自社サービス内で流通するトークンを発行するモデルが今後増えてくると思います。
②:楽天コインを作りICOすると発表してるから
しかも先日、楽天の三木谷社長が、楽天コインを作ると発表しました。
>>楽天・三木谷社長「楽天コイン」構想を披露 :日本経済新聞
楽天は、楽天でアイテムや商品を購入したエンドユーザーに楽天ポイントを付与しています。
楽天ポイントを使えば、楽天内で集めた楽天ポイントを使って割引クーポンのようにして使えたりするのではないかという予想ができますね。
③:三木谷さんがコインチェックに出入りしていたとのツイッター情報
また、きわめつけは、コインチェックに楽天の三木谷さんが出入りしていたという情報がありました。
XEM流出事件から今日で一ヶ月、BTCの送金やアルトの売買が再開されず、流出に伴う円での補填もなし、市場が回復しない影響で当初見積もっていた銭がないとか?儲かっていたら法人税も払わないといけないしな、楽天の三木谷がコインチェックに出入りしてたとかの観測はどうなったのやら?
— Mr.8 (@mrr88888888) 2018年2月26日
これがもし本当なら、コインチェックが買収されたり資本提携されたりするのは大いにあり得ると思います。
楽天コインとコインチェックがなぜシナジーが生まれるのか?
おそらく、あなたは、「楽天コインなんて、楽天ポイントと一緒ではないか、ICOして意味があるのか?」という疑問が湧いてきますよね。
楽天とコインチェックのシナジーは大いにあると思っています。
なぜ、シナジーが生まれると思っているかというと、楽天コインをコインチェックで上場させることができるからです。
現状、楽天ポイントは現金化することってできないですよね。
しかし、楽天がICOで楽天コインを作った場合、取引所を通じて楽天コインは現金化することができるようになるのでは?という予想ができます。
まず楽天ポイントと楽天コインにはそんな大きな違いがあると思います。
下の図で説明しますね。
これはあくまでも予想です。説明していきましょう。
①:楽天内での買い物で楽天コインがもらえる
まずは買い物をすると従来通り、楽天ポイントと同様に、楽天コインができた場合、楽天コインが付与されると思います。
従来の楽天ポイントは楽天コインに置きかわるか、楽天ポイントか楽天コイン、欲しい方を選べる選択制になるかもしれませんね。(あくまでも予想)
そして、楽天内でお買い物をすれば楽天コイン(楽天ポイントと同じ仕組み)が付与されます。しかし、異なるのはその後です。
②:楽天コインが仮想通貨取引所を通じて現金化できる
楽天ポイントと楽天コインの違いは仮想通貨の取引所を介在しているかどうか?という点になると思います。
従来の楽天ポイントは現金化することはできませんでしたが、仮想通貨取引所を通じて楽天コインを換金できるのです。
また、逆にお客さんが現金で楽天コインを購入することも可能になると思います。
つまり、
- 楽天コインをフィアット・法定通貨に戻すことができる
- 楽天コインを購入してお得に楽天内で買い物ができる
という双方向の行き来ができる様になります。
楽天コインに価値が着くのか?楽天コインの流動性をどう確保するか?
そうなると、楽天内でしか使えないコインなんて価値がつくのか?と疑問になると思います。
そこは、楽天コインを使って買い物すれば、楽天内でお得に買い物できるような仕組みを作れば楽天コインを欲しがる人は多いと思います。
つまり、10,000円分の楽天コインで、10,100円分(1%お得)になるような仕組みがあれば、楽天でばかり買い物する人は楽天コインを欲しがりますよね。
そうすれば流動性は上がるのではないでしょうか?
楽天コインを購入する理由やメリットは?
前述した内容と少しかぶるのですが、エンドユーザーが楽天コインを購入する理由は大きく分けて2つ。
- 楽天コインを投機目的でキャピタルゲイン狙い(値上がりするのを期待するパターン)で購入するパターン
- 楽天コインで買い物すればお得に買い物ができるから購入するパターン
この2点でしょう。
投機家達も楽天がサービスをもともと持っているという点で、安心して楽天コインを購入できるのではないでしょうか。
楽天コインを作る楽天のメリットって何かあるの?
楽天コインを作った場合、楽天のメリットはかなりあると思います。
例えば、
- 市場から資金を集めることができる
- 楽天の子会社?がICOで集めた資金なので、その資金を何かに使おうが楽天の株主に何か言われることはない
- 楽天コインを持った方が楽天での買い物が安くなるのでお客の囲い込みができる
などのメリットが多くあります。
大胆予想:楽天がコインチェックを買収か資本提携する…と思う
結論、コインチェックと楽天が資本提携や買収をすると思います。
楽天は仮想通貨ジャンルへの参入が遅くなったと思うのですが、コインチェックと協力することで、日本ナンバーワンの顧客数を手に入れることになります。
他のIT企業から仮想通貨ジャンルの遅れをとっている感はあったのですが、一気にNo. 1になりそうですね。
楽天コインができて普及したら、もしかすると、ECサイトとICOの成功事例として取り上げられるかもしれませんね。
今回は以上です。あくまでも予想や仮説はかなり入ってるので信じすぎない様によろしくお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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