
最近では毎日新聞やニュース、メディアで取り上げられている仮想通貨。
「ちょっと興味あるけど、まだ仮想通貨についてあまり知らないから怖くて買えないな・・・。」と思っている方も多いのではないでしょうか?
私も仮想通貨の魅力や技術、凄さを知らなかった時には同じ気持ちでした。
今回は、仮想通貨に興味あるけど、仮想通貨の何が凄いの?と思っている方に、仮想通貨のメリットとデメリットについて詳しく解説していきたいと思います。
また、メリットやデメリットを踏まえて将来性はあるのか?投資すべきなのか?についても詳しくみていこうと思います。
本記事の内容
そもそも仮想通貨(暗号通貨)って何?簡単に特徴を解説
まずは、簡単に仮想通貨と一体どんなものなのでしょうか?
仮想通貨を簡単に言うと、「インターネット上に存在する通貨」です。
例えば、LINEでスタンプを購入する時にコインを購入しますよね。
このLINEコインはLINE上のサービスでしか使うことはできず、他のサービスや日本円に換金したりできませんでした。
つまり、これまでの仮想上の通貨はインターネット上である特定のサービスやコミュニティ内でのみ貨幣価値を持つものでした。
しかし、今でてきている仮想通貨で1番有名なビットコインをはじめ多くの通貨は、インターネット上の特定のサービスだけでなく現実世界でも使うことができるようになりました。
ビックカメラや、飲食店、カフェ、大手通販会社であるアマゾンや楽天などどこでも仮想通貨(ビットコイン)で支払える世の中になってきました。
凄い時代ですよね。
そんな仮想通貨にはどんなメリット・デメリットがあるのか?について詳しく解説していきたいと思います。
仮想通貨・暗号通貨の利用目的での5つのメリットとは?
仮想通貨には、大きく分けて5つのメリットに分けることができます。
一つ一つできるだけ分かりやすく仮想通貨のメリットについて解説していきたいと思います。
仮想通貨の利用メリット①:通貨・紙幣やカードがいらなくなる
仮想通貨は、インターネット上に存在する通貨であるため、通貨や紙幣、それにカードも一切必要がなくなります。
なので、1000円札や、クレジットカードを財布に入れて持ち歩く必要はありません。
支払いに必要なのは、スマホのみ。
会計の時に、決済端末にスマホをかざすだけで支払いができるようになります。
仮想通貨の利用メリット②:第三者機関を通さず個人間で送金ができる
仮想通貨は、第三者機関(例えば銀行)を通さずに個人間で送金することが可能になりました。
これまでお金を他者に送るには、銀行や郵便局を通して他者の銀行に振込が必要でした。
銀行も郵便局も営業時間が早くて振込に行けなかったり、土日や祝日と重なり振込が遅れるなんてことありますよね。
仮想通貨は一切金融機関を通さず個人間だけで送金ができるため、時間を気にせずいつでも送金することが可能になりました。
仮想通貨の利用メリット③:送金スピードが早く送金手数料が安い
仮想通貨は、送金スピードアップ&送金手数料が安くなります。
例えば、海外に送金する場合を考えてみましょう。
通常、お隣の韓国に送金するだけでも、最低3000円もの手数料がかかり最低でも2日以上の営業日が必要になります。
送金手数料 | 送金時間 | |
日本円を海外に送金 | 3000円~ | 2日~1週間 |
仮想通貨を海外に送金 | 100円以下 | 数分〜1時間 |
しかし、仮想通貨の代名詞であるビットコインでも10分~1時間ほどで世界中どこでも送金することができます。
ちなみに、XRPという人気の通貨では送金にたったの4秒しかかかりません。
驚愕のスピードと破格の手数料の安さですよね。
仮想通貨の利用メリット④:世界中どこの国でも使える
ビットコインは、日本円や米ドル、ユーロと同じく通貨なので、インターネット環境さえあれば世界中どこでも使うことができます。
なぜなら、仮想通貨には政府や中央銀行(日本で言う日本銀行)のように中央機関が存在しないからです。
仮想通貨には、そもそも国という概念すらないため国境ないんです。
海外旅行に行くと、いつも旅行先の国の通貨に両替が必要で面倒に感じますよね。
さらに、両替レートが変わったり手数料で高く取られたりして、損した経験のある方もいるかと思います。
仮想通貨であれば、世界中どこに行っても両替もする必要がなく、スマホさえあればどこでも決済することが可能になります。
仮想通貨の利用メリット⑤:お金のやり取りがすべて見えるようになる
多くの仮想通貨には、ブロックチェーンと呼ばれる技術が使われているため、すべてのやり取りが分かるようになりました。
取引履歴がつまったブロック(情報の塊)が1つ1つ鎖のように繋げて、取引の改ざんや不正をできないように管理できる技術
普段の生活の中では、あまりお金のやり取りが見えるようになって便利になることは感じることは少ないかと思います。
では、お金の流れが分かるようになることでどんなことが解決されるのでしょうか?
犯罪やマネーロンダリング(資金洗浄)リスクが低くなる
麻薬の犯罪行為で得た不正資金や、賄賂、テロの資金など口座から口座にお金を移動させて、資金の出所を分からなくする行為のことを、マネーロンダリング(資金洗浄)と言います。
身近なマネーロンダリングの事件ですと、パナマ文書事件があげられます。
【引用元:http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/767ecda8f33fe7d62246b67a378b5f75】
日本の富裕層が日本に納税せず、税金が極端に少ないタックスヘイブン(租税回避地)に形だけのペーパーカンパニーを作り、そちらで収益が上がった形にして税金逃れをすること
一方、ビットコインを始め多くの通貨は、ブロックチェーンと呼ばれる台帳にすべての取引履歴が記録されるため、世界中の人のお金の動きを追うことができます。
インターネット上にすべて取引がブロックに記録され、さらにこのブロックチェーンは改ざんしたりハッキングして記録を消したり、書き変えたりすることができません。
イギリス政府が仮想通貨がマネーロンダリングのリスクが低いと発表
イギリス政府の財務省がマネーロンダリングに関するレポートでは、ビットコインがマネーロンダリングに使われる可能性は低いと発表しています。
【引用元:UK national risk assessment of money laundering and terrorist financing】
ビットコインの構造的にも、マネーロンダリングに対する脆弱性が低いという点で評価されています。
仮想通貨・暗号通貨の投資目的でのメリットとは?
きっとあなたも仮想通貨に興味があると思うので、ちょっと買ってみようかな、投資して資産にしてみようかなと考えているかと思います。
では、次に仮想通貨の投資的視点でどんなメリットがあるのか?について解説したいと思います。
仮想通貨の投資メリット①:値上がり益が大きい
仮想通貨は、今ある投資の金融商品で圧倒的に値上がり益が大きいメリットがあります。
上図は去年1年間のビットコインの価値の推移のチャートになります。
ビットコインでも2017年の1年間でなんと20倍もの価値が付きました。
他の仮想通貨でも数十倍の銘柄はたくさんあり、仮想通貨で億を越えた「億り人」もたくさんでてきました。
今後は上がるかは分かりませんが、仮想通貨が普及すればさらに上る可能性は十分にあります。
仮想通貨の投資メリット②:少額からでも投資できる
仮想通貨の二つ目の投資メリットは、少額からでも投資できることです。
仮想通貨に投資する際は、何十万円もの元手が必要だと思ってはいないでしょうか?
今現在(2018/02/26)1BTCあたり100万円なので、最低でも100万円からではないと買えないのではないのかと思っているでしょう。
実際には、1BTC=100万円のビットコインでも100円から購入することができるんです。
スマホかPCがあれば取引所で購入することができるので、初心者でも始めやすいかと思います。
>「ビットコインはいくらから買える?高くて買えない?最低取引額とは」
仮想通貨の投資メリット③:分散投資してリスク回避できる
仮想通貨は、発行枚数があらかじめ決められている(ビットコインの場合2100万枚)ため、よく「金」に例えられます。
金は埋蔵量が決まっているため、金が使われれてばどんどん少なくなるので、価値は上がります。
一方、日本円や米ドルなど国が発行する法定通貨は、政府や中央銀行が管理しているために無限に発行することが可能なんです。
むやみに自国の通貨を発行すると、スーパーインフレになる可能性があります。
インフレになると、あなたの持っている日本円の価値が下がってしまい損をしてしまいます。
なので今の時代、日本円だけしかもっていないというのはかなり危険です。
資産を円だけにするとリスクなので、リスク回避として仮想通貨を保有しておくとよいでしょう。
仮想通貨の投資メリット④:市場としての将来性がある
仮想通貨の市場自体まだ小さく、仮想通貨自体を持っている人が日本人口だけでも数%しかいないでしょう。
まだ仮想通貨が生活の中で使える場面も少なくメリットを感じている人も少ないでしょう。
しかし、今後世界中で仮想通貨が使用できるところが増えて生活の中に浸透すれば、世界中から需要が高まるでしょう。
仮想通貨の凄い所は、国境がないため全世界の人が買う可能性を秘めているということです。
今後、発展途上国にも普及して需要が高まれば、価値が上がる可能性は高いですよね。
仮想通貨のデメリットとは?欠点や問題点・不安な点を解説
メリットだけ聞くと、仮想通貨って凄い!革命的だ!と思うでしょう。
そんな仮想通貨にも、デメリットがあります。
将来性が期待される仮想通貨にはどんなデメリットがあるのでしょうか?詳しく解説していきたいと思います。
仮想通貨のデメリット①:取引所がハッキングされるリスクある
仮想通貨の一つ目のデメリットは、ハッキングも危険性があることです。
仮想通貨は、取引所というインターネット上につながっているところで取引されます。
そのため、不正に取引所にアクセスされてハッキングのリスクもあるんです。
取引所がハッキングされたマウントゴックス事件
ビットコインが注目を集めるようになったマウントゴックス事件を知っている人は多いのではないでしょうか?
取引所のシステムの不具合を悪用して不正アクセスをし85万ビットコインも盗んだ事件です。
coincheckで580億円相当の仮想通貨NEMがハッキングで盗まれる
最近では、国内でも人気だった取引所coincheckで、580億円相当もの仮想通貨がハッキングによって盗まれたという事件をご存知の方も多いのではないでしょうか?
以下は、実際の事件後に行われた記者会見になります。
その後、コインチェック社の発表により、コインチェックにnemを保管していた方すべてに日本円で返金することが発表されました。
取引所を選ぶ場合は必ずセキュリティがしっかりしていて安全であるかどうかを調べてから売買をしましょう。
仮想通貨のデメリット②:国による価値の担保がない
仮想通貨は法定通貨ではないので、国や政府に属していないため国の担保がありません。
言い換えると、つまりすべて自己責任だと言うことです。
送金先を間違えてもすべて自己責任になる
仮想通貨は、ウォレット(日本語で財布という意味)と呼ばれるところで保管します。
個人間のお金の送金は、銀行を介さずに直接個人間でやり取りします。
それぞれ自分のウォレットには長いアドレスがあり、相手に自分のウォレットのアドレスを教えることで相手から自分のウォレットに送金してもらうことができます。
アドレスの例:1Ac36kfafasdNyrumTAKk2YFwKyrgT
上記のようにウォレットのアドレスは非常に長いです。
そのためアドレスを打ち間違えて、そのまま誤送金したり送り先を間違えても取り消すことはできません。
もちろん、誤送信すると一生戻ってくることはありません。
すべて自己責任なので、送金にはかなり気をつける必要があります。
パソコンのウイルスやサイバー攻撃で盗まれても保証がない
自分の仮想通貨は自分のスマホやPCで管理しています。
取引所のハッキングだけでなく自分のPCやスマホがウイルスやサイバー攻撃によって盗まれる可能性があります。
自分のPCやスマホがハッキングされないようにウイルス対策をしたり、取引所にはしっかりと二段階認証をかけて対策しましょう。
取引所に置いておくこと自体、盗まれるリスクは0ではないので、心配な方はハードウォレットというUSBみたいなウォレットに移すとよいでしょう。
仮想通貨のデメリット③:仮想通貨のインフラが整っていない
仮想通貨の3つめのデメリットは、仮想通貨のインフラが整っていないことです。
そのため、買い物したり通販でビットコインや他の通貨を使うことができないため用途がかぎられているのが現状です。
それでもビットコインでも支払えるようにと以下のような場所ではビットコインで支払えるようになってきました。
大手企業ですと、DMM.com、ビックカメラ、メガネスーパー、マルイ、ソフマップ、コジマ、HISなどがビットコイン決算を導入しています。
まだ、ビットコインが日本中に浸透しておらず、お店も対応していないところが多いですが、2020年のオリンピックに向けてさらに対応できるところが増えていくでしょう。
仮想通貨のデメリット④:ボラティリティが高く価格変動が大きい
値上がりで儲けようと投資、投機としてビットコインやイーサリアム、リップルなどのアルトコインを購入する人がほとんどだと思います。
仮想通貨は、ボラティリティが非常に高く値動きが激しいです。
ボラティリティとは、価格変動の度合いを示す言葉です。
1番仮想通貨で流通しているビットコインでも1日に1万円以上も値動きする日が多々あります。
そのため、高値で買ってしまい損してしまうリスクもありますし逆に大きく儲かる可能性もあります。
仮想通貨のデメリット⑤:種類が多く中には詐欺コインがある
今現在では、仮想通貨は世界中に1000以上もの種類がありどんどん通貨が増えてきています。
各サービスがお金を集めるために仮想通貨(トークンとも言う)を発行してお金を集めたり、サービス内で使われるトークンを安く販売するICO(Initial Coin Offering)というものがあります。
ICOで100億円以上も集めるサービスもあり注目を集めているサービスがある一方、中には詐欺コインなどもあります。
詳しく調べずに安易に詐欺コインを買ってしまい、お金が無くなる可能性もありますので、良く自分で調べてから購入するようにしましょう。
仮想通貨のメリット・デメリットから分かる将来性!投資すべき?
今後ビットコインやほかのアルトコインには将来性があるのでしょうか?
それは、はっきり言いまして私も分かりませんし誰も未来の相場のことは分かりません。
ですので、今ビットコインやイーサリアムに投資したら儲かるのか?それとも損してしまうのか?はわからないと言うことです。
今後の仮想通貨の市場をどのように評価しているのか?世界でも有名な大手投資銀行の動きをまとめたいと思います。
JPモルガンの動き
JP モルガン・チェースCEOのJamie Dimon氏がビットコインを“詐欺”と評し、「自社のトレーダーがビットコインの売買に携わった場合は、すぐさま解雇する」と宣言しました。
ですが、JPモルガンはCMSグループの新しい取引プラットフォームを通して、ビットコインの先物をJPモルガン利用者に提供することを検討中。
また、スウェーデンで上場している為替取引であるBitcoin XBTの買収もしています。
ゴールドマン・サックスの動き
ゴールドマンは2017年10月に、「顧客の仮想通貨への関心が高まっていることへ対応し、こうした分野でどのようにサービスを提供するのが最善かを検討している」と話していました。
さらにその後、2018年6月末までにビットコイン等の仮想通貨の値付けを行うトレーディングデスクを設置・業務を開始をする予定を発表。
モルガン・スタンレーの動き
また、モルガン・スタンレーの ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)はビットコインに関して以下のように回答していました。
投資した多くの人と話をした。非常に投機的なものであることは明らかだが、本質的に悪いものではない。ブロックチェーン技術全体が自然に導いた結果だ
世界的有名な金融機関は以上のように仮想通貨市場を評価していました。
まだ、仮想通貨を持っている人は世界の人口の数%しか持っていないのではないかと思います。
今後さらにビットコインを購入できる取引所が各国で作られて、銀行にアクセスできない人にも口座やお金を持てるようにインフラは整っていくでしょう。
仮想通貨を買う人が増える=価格は上がるということなので、仮想通貨を資産に持っておくのはいいかもしれません。
※投資はあくまでも自己判断でお願いします。
仮想通貨のメリットとデメリットのまとめ
仮想通貨のメリットデメリットと、投資対象として将来性はあるのか?について詳しく解説してきました。
仮想通貨のメリットとデメリットを知った上で、あなたには仮想通貨はどのように映りましたでしょうか?
まだ、仮想通貨の歴史も浅く誕生したばかりなので評論家や経済学者、金融のトップでも意見は別れます。
しかし、国や政府に依存せずに、ブロックチェーンで管理されて世界中どこでも送金できて、支払いもできる仮想通貨はかなり魅力的ではないでしょうか?
実際に少量でビットコインを購入してみて触ってみると、また違った仮想通貨の魅力を感じるかもしれません。
bitbank(ビットバンク)
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン モナ リップル |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・二段階認証有り
・コールドウォレット対応 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | 初心者でも簡単(アプリ無し) |
通貨の購入方法 | 取引所のみ(ビットコイン以外も安く購入できる) |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
GMOコイン
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン リップル イーサクラシック |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・二段階認証有り
・コールドウォレット対応 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | ウェブもアプリも使いやすい |
通貨の購入方法 | 販売所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
BITPoint(ビットポイント)
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ライトコイン ビットコインキャッシュ リップル |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・アイ・エス・レーティングによる情報セキュリティ格付け『A』
・コールドウォレットとホットウォレットの利点を組み合わせた自社開発ウォレットで管理 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | ・取引ツールが使いやすい!MT4を導入
・提携銀行が多い |
通貨の購入方法 | 取引所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が少な目 |