
ビットコインと肩を並べ、将来の発展性が期待されているイーサリアム。
実際に購入されたことはありますか?
購入したことの無い方、イーサリアムには賢い買い方があるんです。
購入したことのある方、実は、損な買い方をしているかもしれません……
イーサリアムを取り扱っている業者は多いものの、各業者で取扱形態が違うため、何も知らずに購入すると、損をする場合が多いのです。
今回は、イーサリアムの賢く安く購入する方法について解説していきます。
・イーサリアムはどこで買えばいいの?
・取引所と販売所って何が違うの?
・買うときの手数料って本当に無料なの?
・イーサリアムを買ったことあるけど、もっと得する買い方はないの?
などの疑問がスッキリする「賢いイーサリアムの買い方」です!
本記事の内容
そもそもイーサリアム(ETH)とは?簡単に特徴を解説!
最初に、イーサリアムの特徴を整理して、どんな通貨なのか簡単におさらいしておきましょう!
イーサリアムは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを実現し、簡単にDAppsを開発・運用することができるプラットフォームということができます。
ゼロから開発をしなくても、簡単な記述だけで自分の作りたい分散型アプリケーションを作ることができるわけです。
Bitcoinに次いで有名な仮想通貨のひとつであり、取引回数だけで言えばBitcoinを遥かに上回っています。
その他、イーサリアムの詳細については、以下の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。
イーサリアム|ETHが安く購入できる取引所・販売所の違い解説
さて、イーサリアムは、最も有名なアルトコインであり、他のアルトコインに比べて取り扱っている業者が多いです。
その分、どの業者でイーサリアムを買うかによって、大きく得をすることもあれば、損をすることもあります。
では、どんなことに注意してイーサリアムを購入すればよいのでしょうか。
ポイントは、取引所と販売所の違いと、仮想通貨を購入する際の手数料です。
まずは、取引所と販売所の違いについて解説していきます。
どちらでも仮想通貨を購入することはできるのですが、その販売形態に違いがあります。
取引所とは
取引所とは、その取引所に登録しているユーザー同士が、自分の買いたい値段・売りたい値段を出し合って取り引きをするスタイルです。
こんなものを見たことがありませんか?
これは、"板"と呼ばれるもので、取引所には必ずあるものです。
ユーザーの買い注文と売り注文が、どの値段にどれくらいの量あるのかを表しています。
例えば、上の画像であれば、「688,145円でなら売りますよ」という人と、「688,000円でなら買いますよ」という人が、真ん中で拮抗していることになります。
取引所を運営する業者は、ユーザーが仮想通貨を売り買いできる場所を提供することで、ユーザーから取引きの手数料を徴収して儲けを出しているのです。
通常は、取引額の0.1~0.5%を手数料として徴収しています。
現在は、どこの取引所も新しいユーザーを獲得するため色々なキャンペーンを行っており、取引手数料を無料にしている取引所もあります。
取引所での2種類の注文の仕方│指値と成行
また、取引所の特徴として、ユーザー同士で通貨をやり取りする際、注文の仕方が2種類あるんです。
1つが「指値注文」といって、「○○円で売ります/買います」と値段を指定してする注文です。
もう1つが「成行注文」といって、「板に出ている一番安い値段で買います」「板に出ている一番高い値段で売ります」という形で、値段は特に指定せずにする注文です。
指値注文では自分の好きな値段で売り買いすることができる代わりに、通貨がその値段にならないと注文が通らないので、注文が通るまでタイムラグが発生することがあります。
一方、成行注文では、値段を指定することはできないものの、現時点での市場価格でその仮想通貨を手に入れることができるため、タイムラグが基本的に発生しない利点があります。
販売所とは
販売所は、販売所を運営している業者が保有している仮想通貨を買うスタイルです。
取引所ではユーザー同士で売り買いをしていたのに対して、販売所では業者から買ったり、業者に売ったりするわけです。
店頭取引といったりすることもあります。
業者と取引きをするということは、価格は業者側が決めることになります。
こちらの画像をご覧ください。
これはある日時、ある販売所におけるビットコインの値段です。
2つ数字があるのがわかりますね。
これはそれぞれ、買いの値段と売りの値段を表しています。
販売所では、市場価格を基準として、買いと売りの値段にわざと差をつけることで、儲けを出しているのです。
この買いと売りの値段の差を「スプレッド」といいます。
例えば、ある通貨が購入10万/売却9万の値段が表示されており、スプレッドが1万円のときに買うとしましょう。
この場合、10万円で買った瞬間に、含み損を1万円抱えることになります。
なぜなら、同じタイミングで売却しようにも9万円でしか売れないからです。
ちなみに、このときの市場価格(≒取引所での価格)が9万5千円であれば、販売所は通貨を売り買いすることで1回につき5000円の利益を得ることができる計算になります。
このように、販売所は仮想通貨を買う手順が単純ですぐ手に入る代わりに、販売所が儲けやすい仕組みになっているのです。
両者の違いは手数料の割合にあり!
取引所と販売所は仮想通貨を売り買いする相手が違うことがわかりました。
ここで、仮想通貨の取引をするにあたり見落としてはいけないのが、手数料の違いです。
これを見落とすと、何度も取引をしているうちに手数料を何回も取られて資産を溶かしかねません。
取引所は、取引をするごとに取引額の0.1〜0.5%の手数料がかかります。
これに対して販売所では、「取引手数料」は無料であることがほとんど。
しかし、先ほど説明したスプレッドが乗るので、実質的には販売所での値段から市場価格を差し引いた額が手数料として上乗せされていると考えるべきでしょう。
スプレッドの割合は、市場価格に対してだいたい±3~10%の率で上乗せされます。
つまり、販売所では、実質的に取引額の3~10%を手数料として業者に支払うことになるわけです。
たとえば、3%の上乗せ率でも、一回の買い→売りで6%分も手数料で支払うことになるので、無視できない影響があります。
取引所にもスプレッドはある!でも業者が儲けるためではありません
ちなみに、厳密には、取引所にも買値と売値に差があります。
ただし、これは一番安い売値と一番高い買値の注文の間に、それ以上の注文が入っていないだけ。
業者側が利益を得るような仕組みでありません。
以上のことから、特に理由がない限り、取引所を利用したほうがお得に購入できると言えます。
取引所の取引手数料は2種類ある!
なお、取引所の取引手数料は、makerとtakerに分かれているのがほとんどです。
makerとは、取引市場に新しい注文を作る人のこと。
takerは、すでにある注文を取りに行く人のことです。
上図のように、売り注文や買い注文を新しく作るのがmakerです。
逆に、上図のように、すでに板にある注文にある価格を指定して、買い/売り注文をぶつけるのがtakerです。
成行注文も、すでに板に出ている注文に対して、取引が成立する額で注文を当てるものなので、takerに含まれます。
自分がmakerになるかtakerになるかで、手数料を変えている業者もあるので注意が必要です。
全23社を比較!イーサリアムのおすすめ国内取引所ランキング
それでは、国内の業者でイーサリアムを購入するのに向いている取引所・販売所をランキング形式でご紹介いたします!
1位:ビットポイント
一番におすすめしたいのは「ビットポイント」です。
こちらは本田圭佑選手をイメージキャラクターに起用したことで話題の取引所ですね。
親会社がリミックスポイントという上場企業(東証二部)で、そこそこ安心感があります。
こちらは取引所形態でありながら、取引手数料はなんと無料。
トレードには「BITPoint Advance」という、BITPointが開発した高機能仮想通貨取引ツールを使用します。
このツールが機能満載で、チャート、板情報、注文画面の他、他通貨の価格情報、資産サマリー、注文照会、取引履歴なども表示することができます。
初心者には手が余るほどですが、取引に慣れてくると扱いやすいツールになっています。
また、従来から使われているシンプル設計のツールもありますので、初心者でも安心です。
本田圭佑を起用したほか、広告戦略でユーザーがどんどん増えており、注目の取引所となっています。
2位:ビットバンク
次におすすめしたいのが「ビットバンク」です。
ビットバンクは2014年に日本で創業した会社で、BTCNという仮想通貨関連に最新ニュースを取り扱うメディアを運営していることでも有名です。
そんなビットバンクも、取引所でありながら取引手数料無料のキャンペーンを行っています。
さらに、チャート、板情報、注文画面が見やすく並んでおり、取引所を初めて利用する人でも分かりやすいような配慮がされています。
特にチャートは、「TradingView」という、利用者が多く有名なものを使っているので、自分のレベルに応じて必要な機能を簡単に使うことができるため見やすく便利です。
3位:リキッドバイコイン
最後におすすめするのが「リキッドバイコイン」です。
こちらは元々「Quoinex(コインエクスチェンジ)」という名称の取引所だったのですが、つい先日(2018年9月)のリニューアルで「Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)」という取引所としてリスタートしました。
運営会社の「Quoine」は、2014年に日本人がスタートさせたフィンテック企業で、SBIなどが主要株主となっています。
MMOs(Multi Market Orders)という仕組みを順次導入予定で、流動性を最大限に高める次世代取引所を目指し、運用と開発を続けています。
現在はキャンペーン期間中で、取引手数料が無料です。
その他の国内取引所は?
その他、イーサリアムを取り扱っている業者としては、
- bitFlyer
- BitTrade
- GMOコイン
- Zaif
- DMM Bitcoin
- BTCBOX
- みんなのビットコイン
などがあります。
イーサリアムの国内取引所を手数料や通貨ペアで比較!
ここで、イーサリアムを取り扱っている業者について、手数料と通貨ペアの違いに着目して比較してみましょう。
手数料については、単純な手数料だけではなく、販売所形態の場合に発生するスプレッド差分に注意が必要です。
通貨ペアについては、ETH/BTCの業者が多いですが、ETH/JPYペア、つまり日本円で直接イーサリアムを取り引きできる業者もあります。
業者名 | 取引所 | 販売所 | 手数料 (M=maker, T=Taker) |
通貨ペア | 概要・備考 |
BITPoint | ○ | - | 無料 | ETH/JPY | |
bitbank | ○ | - | 無料 | ETH/BTC | 無料キャンペーン終了後は別途告知あり |
Liquid by Quoine | ○ | - | 無料 | ETH/JPY, BTC他多数 | 無料キャンペーン終了後は別途告知あり |
bitFlyer | ○ | ○ | 取引所:0.2% 販売所:スプレッド差分 |
取引所:ETH/BTC 販売所:ETH/JPY |
新規登録一時停止中 |
BitTrade | ○ | - | M: 0.2% / T: 0.25% | ETH/BTC | |
GMOコイン | - | ○ | スプレッド差分 | ETH/JPY | |
Zaif | ○ | ○ | 取引所:M: 0% / T: 0.1 販売所:スプレッド差分 |
取引所:ETH/BTC 販売所:ETH/JPY |
|
DMM Bitcoin | - | ○ | スプレッド差分 | ETH/JPY | |
BTCBOX | ○ | - | 0.1% | ETH/JPY | |
みんなのビットコイン | ○ | - | 0.25% | ETH/JPY, BTC, USD |
ビットポイントでイーサリアムを購入する方法・買い方を解説!
では、マネピがおすすめするビットポイントを例にとって、イーサリアムの買い方を解説していきます!
ビットポイントでは2種類の取引ツールが用意されているので、それぞれについて見ていきましょう。
「仮想通貨取引」ツールの場合
1つ目のツールが「仮想通貨取引」という名称のWEB取引ツールです。
これはBITPointで従来から使われてきたツールで、シンプルな画面構成となっています。
まずは、①仮想通貨取引のタブから、②「仮想通貨取引」を選択します。
すると、仮想通貨取引の画面が開きます。
次に、通貨ペアを選択します。
③通貨ベアのタブから、「ETH/JPY」を選択すると、イーサリアムの取引画面になります。
右の方にある取引画面で、④「シングル」→⑤「買」と選択し、⑥買いたいETHの量を入力、⑦「成行」注文であることを確認して、⑧「→注文」をクリックすれば完了です。
「BITPoint Advance」の場合
2つ目のツールが「BITPoint Advance」というツールです。
こちらはBITPointが独自に開発した高機能取引ツールで、初心者から上級者まで幅広く使うことができる仕様になっています。
イーサリアムを買うだけであればBITPoint Advanceでも少しの操作で済みますし、チャートの見方なども覚えられるようになるので、こちらのツールの使用をおすすめします。
まずは、①仮想通貨取引のタブから、②「BITPoint Advance」を選択します。
すると、BITPoint Advanceの画面が開きます。
次に、通貨ペアを選択します。
③通貨ベアのタブから、「ETH/JPY」を選択すると、イーサリアムの取引画面になります。
右の方にある取引画面で、④「成行」を選択し、⑤買いたいETHの量を入力、最後に⑥「買」をクリックすれば完了です。
イーサリアムを安全に保管するハードウォレットをご紹介!
ここまで、イーサリアムの購入方法をお伝えしてきました。
ですが、買ったイーサリアムをそのまま取引所に預けたままにしておくのはリスクがあります。
取引所に仮想通貨を保管するのは危険!
Coincheckでは、2018年1月、ユーザーがCoincheckに預けていたXEMが、ハッキングによって盗まれるという盗難事件がありました。
また、最近では、Zaifでもハッキング被害があり、BTC、BCH、MONAが盗まれました。
これは、他の仮想通貨についても起こりえる事態です。
あなたが買って業者に預けたままのイーサリアムも例外ではありません。
そのため、短期の取引ではなく、中長期間でイーサリアムを保有する場合は、ハードウォレットにイーサリアムを保存することをオススメします。
ハードウォレットとは、仮想通貨を保管できる"自分用の財布"です。
取引所や販売所を運営する業者に預けておくより、自分でハードウォレットを用意して仮想通貨を保管したほうが圧倒的に安全なのです。
ハードウォレットにも色々なものがありますが、中でも使うのが簡単で機能が充分に備わっているものをご紹介します。
イーサリアムを安全に保管するウォレットはレジャーナノエス
ハードウォレットの中でもオススメなのは、「レジャーナノエス」というウォレットです。
レジャーナノエスは、Bitcoin、Ethereum、Litecoinの他、全27種類の仮想通貨を保管することができるハードウォレットです。
使い方は簡単で、USBで自分のPCと接続し、画面の指示に従って操作していくだけ。
各種管理アプリも充実しており、ハードウォレットの定番と言える逸品です。
イーサリアムを購入して中長期間で保管する場合は、必ずハードウォレットを購入して準備するようにしましょう!
レジャーナノエスの詳しい購入方法や使い方については、以下も合わせてご覧ください。
これで安心して仮想通貨を自分で管理できますね。
まとめ: 特に理由がなければ取引所を使おう!
イーサリアムの買い方という視点で、取引所と販売所の違いからイーサリアムを購入するのにオススメな取引所、保管に向いているハードウォレットのご紹介をしました。
取引所と販売所の違いを把握した上で、できれば取引所で購入するようにしましょう。
また、業者によっては日本円で直接イーサリアムを購入することもできるので、自分の買い方に合った取引所を使ってみてください。
マネピがおすすめする取引所は「ビットポイント」です。
また、中長期間でイーサリアムを保管する場合は、盗難などのリスクを回避するため、ハードウォレットの利用をオススメします。
「レジャーナノエス」は使い方が簡単で色々な仮想通貨を保管することができるので、初心者にもオススメなハードウォレットです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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