
カナダ発の大手メッセージアプリKikが2017年に発行した仮想通貨、Kin(キン)をご存じでしょうか。
・Kinの仕組みや通貨の使われ方は?
・Kinの時価総額や今の価格はどれくらいなのか?
・Kinを売買することができる取引所はどこか?
以上のような疑問を持つ方に向けて、Kinについて詳しく解説していきます。
Kinは今後、大きく価値が上がる可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください!
本記事の内容
Kinとは何か?初心者でも簡単に分かる概要
Kinの特徴や仕組みについて説明する前に、まずは簡単にKinの概要をまとめました。
Kinの入門まとめ|マネピwiki
通貨の名前 | Kin(キン) |
通貨単位 | KIN |
発行上限枚数 | 10兆KIN |
取り扱い国内取引所 | なし |
取り扱い国外取引所 | Bancor Network、Mercatox、IDEX |
開発組織 | kik foundation |
開発者 | Ted Livingston |
公式サイト | https://kinecosystem.org |
ホワイトペーパー | https://kinecosystem.org/static/files/Kin_Whitepaper_V1_Japanese.pdf |
Kinの特徴とは?仕組みや技術ついて解説
Kinの強みはなんといっても運営しているKinFoundation(NPO)がすでに企業として大きく、すでにkik messengerというSNSアプリを軌道に乗せているということです!
ここでは、大もとであるkikについて、また仮想通貨kinの仕組みについて解説してまいります。
Kinは北米の大手SNSアプリkikの会社が発行する通貨
皆さんはメッセージアプリKikを使ったことはありますか?
kikはアメリカやカナダの若者を中心に広まっていて、すでに沢山のユーザーを抱えているSNSです。
Kik messengerのユーザー数は3億人!
Kikは2009年から、北米を中心として広まり、現在Kik messengerの利用者は3億人にのぼると言われています。
電話番号の登録なしでアカウントを作ることができるということもあり、アメリカの10代の半分近くが利用していて、ポテンシャルの高さがうかがえます。
そんなKikを運営する会社がKikアプリで使えるトークンとして生み出したのが今回の仮想通貨Kin!
Kinはサービスが始まった時点ですでに3億人のユーザーが保証されているといっても過言ではないということです。
それって投資する仮想通貨のプロジェクトとしては、かなり有力だと思いませんか?
仮想通貨Kinの前進Kikポイントの実験が大成功
加えてKinに投資する際の安心材料としてあげられるのが、Kikがすでに実験的にKikポイントを2年半の間取り入れているということです。
kikポイントはブロックチェーンを使った通貨ではありませんが、毎月の取引数はBitcoinネットワークの3倍近くに達するほどの成功を収めています。
またホワイトペーパーには「実験によって、こうした経済をKikのユーザーに合わせてカスタマイズする方法が明確になった」とも書いてありました。
Kikポイントがさらに改善されたかたちで運用されるのがKINなわけですから、期待が高まります!
KINのkikサービス内での使われ方とは?4つの例
Kinは基本的には日本でいうLINEポイントを拡大させたようなイメージです。
それぞれのユーザーアカウントがウォレットを持ち、アプリ上で様々な決済を行うことができるようになります。
LINEポイントとの違いとしては、ブロックチェーンの技術で取引するため履歴がしっかり残り、ハッキングや乗っ取りのリスクが低いということがあげられます。
以下に、具体的な使用例を4つご紹介していきます。
使用例①ボットによる、出前やオンラインショッピング
出前を頼むときのネット検索や電話、オンラインで何かを購入するのクレジットカード登録やコンビニでの支払いなどを面倒くさく思ったことはありませんか?
Kinでは、お店やブランドなどのボット(LINEのグループのようなもの)から出前で食事を注文したり、楽天やAmazonのようにオンラインで買い物をしたりすることができます。
お気に入りの飲食店やブランドから新作のお知らせやクーポンなどを受け取って、そのまま直接注文できるのもうれしいです!
使用例②友達や有名人などへの送金(投げ銭)
Kinを使えば、知り合いや有名人に小額から簡単に送金することができます。
既存のシステムとは違い、ブロックチェーンの技術によって、通貨の受け渡しが直接かつ手数料なしでできるのが良いですね!
使用例③音楽、映像、記事や写真などをKINで入手、作成者がKINを獲得
音楽や映像、記事や写真などのコンテンツをアプリ上でKINを使って買うことができます。
もちろん投稿することもできて、投稿者はその報酬としてKINを受け取ります。
ゲームを配信したり、買ったりすることもできるようになるみたいです!
こちらも「早く、直接、正確」にデータと通貨の受け渡しができるのが強みになりますね。
使用例④公式アカウントからの宣伝を受け取ってkinを獲得
実はユーザーはKINを稼ぐこともできるのです。
Tポイントみたいに、アンケートなどに回答したり、公式アカウントのグループから優先メッセージを受け取ったりすることでKINを獲得できます。
FacebookやInstagramの広告などと違い、自分がフォローしているアカウント限定で最新のお知らせを受け取ることができます。
ユーザーからしてもメッセージの受信が煩わしくはないことが、この仕組みの良いところではないでしょうか。
Kinの仕組みや特徴を動画で理解しよう!
英語なのですが、とても分かりやすくKinの概要や魅力がまとめられていますので、良ければご覧ください。
Kinの現在の相場チャートと時価総額とは?
Kinの現在の相場チャートや、時価総額についてご紹介してまいります。
リアルタイムで見るKinの現在のドルレートと価格推移
2018/2/16現在のKINのレートと価格推移は以下のようになっています。
リアルタイムの価格推移が見たい方はコチラからご覧になれます。
Kinの現在の時価総額ランキングは何位?
以下のRANK欄にある数字が現在の時価総額の順位です。
Kinの最新ニュースから分かる将来性!今後の動向は?
Kinホームページや公式コミュニティの最新ニュースから、今後の動向や将来性について解説してまいります。
2017年のICOでは1億ドルの調達に成功!
Kinは他の仮想通貨プロジェクトのICOと比べ告知時間が比較的短く、配布イベント前に登録しないとICOに参加できないシステムであったにも関わらず、117か国の10,026人から約1億ドルの資金を集めました。
これは総発行枚数の10%にあたります。
EthereumからStellarへのトークンネットワーク変更を予定している?
Kinは当初ERC20トークンとしてethereumのシステムを利用する計画が立てられていました。
今でもホワイトペーパーにはそのように書かれているのですが、2017年末、Kik Messenger CEOのTed Livingston氏はライブQ&Aの動画の中で、それをStellarのブロックチェーンに変更する計画があることを発表しました。
変更の理由としては、kinで利用するにはethereumの「取引スピードが遅いこと」と「取引コストが割高であること」を挙げられていました。
Stellar(ステラ)はリップルをベースとした決済通貨です。
Kinの今後の動向は?2018年の計画が知りたい!
KinはICOを終了しましたが、まだサービスを開始してはいません。
2018年以降、今後の動向はどのようになっていくのでしょうか?
Kin Foundationが投稿している記事や動画を見る限り、今は着々とサービス開始の準備を進めているようです。
上の画像はKinの今後のビジョンを表しています。
見ていただけると分かる通り、今はQ1の段階です。
このあとすぐに開始!というわけにはいきませんが、すでにkikのアプリはあるわけですから、開始されればサービスは徐々に広がっていくと思います!
Kinの最新のニュースはTwitterやMediumが早い!
Kinの最新情報を得るにはTwitterが便利です。
新しいニュースがでると、Twitterの公式アカウントでお知らせされます。
Mediumのブログ記事更新の旨がツイートされますので、そちらを確認すると良いと思います。
Kinの購入方法は?オススメの取引所をご紹介
Kinを購入できる取引所は、今のところ国内にはありません。
国外の取引所では、Bancor Network、Mercatox、IDEXなどでの取り扱いがあります。
その中でもおすすめなのは、口座開設やKIN購入が簡単なMercatox(メルカトックス)です。
国内の取引所でBTCを購入し、Mercatoxに送金することでKINを購入することができます。
もしまだ国内の取引所の口座を持っていなければ、まずはそちらの口座を作りましょう。
おすすめは取引も簡単でセキュリティも高いbitflyerです。
仮想通貨Kinの仕組みから買い方までのまとめ
Kinはメッセージアプリでありながら、ウォレットの役割をはたし、ニュースサイトにAmazon、Youtube、Instragram、ITunesなどを全て加えた機能をもつイメージです!
全てがKINという通貨を使ってやり取りをすることができます。
北米外でのKikユーザー数の増加が上手くいきサービスが広がれば、KINの価値は爆発的に上がります。
まだまだ価格が低い今のうちに、Mercatoxなどで買っておいて損はない銘柄だと思います。