Monacoin(モナコイン)とは?仕組みや特徴・取引所や将来性も解説

日本で作られた仮想通貨として有名なモナコイン。

 

最近はニュースなどで取り上げられることも多くなってきましたが、そもそもモナコインとはどのような特徴を持った仮想通貨なのでしょうか。

 

基本的な情報や仕組み、将来性まで、モナコインについて初心者でもわかるように詳しく解説していきます。

モナコイン(Monacoin)とは何か?初心者でも簡単に分かる概要

モナコインの特徴について解説する前に、まずはモナコインの概要をチェックしましょう。

モナコインの入門まとめ|マネピwiki

通貨の名前 Monacoin
通貨単位 Mona
発行上限枚数 105,120,000 (1億512万)Mona
取り扱い国内取引所 bitFlyer,Zaif,Birbank
取り扱い国外取引所 Bittrex,Upbit,CryptoBridge
開発者 Mr.Wtanabe
開発組織 Monacoinproject
公式サイト https://monacoin.org
ホワイトペーパー      ー

モナコインのスペックをBitcoinと比較

続いて基軸通貨であるビットコインとスペックを比較してみました。

スペック モナコイン Bitcoin
総発行枚数 60,978,650 Mona 21,000,000 BTC
取引承認システム Proof of Work Proof of Work
取引承認スピード 90 秒 10分
ブロックサイズ 0.5 MB 1 MB
半減期 1,051,200ブロックごと(約3年) 210,000ブロックごと(約4年)

Monacoin(モナコイン)の特徴とは?仕組みや技術ついて解説

 

それでは、モナコインが作られた経緯や、特徴についてできるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。

「2ちゃんねる」から生まれた?遊び心に溢れた仮想通貨モナコイン

モナコインは、日本最大のネット掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で「Mr.Watanabe」と名乗る人物によってLitecoin※という既存の仮想通貨をベースに開発されました。

 

Monaとは、2ちゃんねる上のアスキーアート(AA)である「モナー」という猫のようなキャラクターに由来し、モナコインのデザインにはモナーの顔が描かれています。2ちゃんねる発祥ということからわかるように、モナコインは明確な目的意識を伴ってつくられたコインではなく、楽しむためのコイン」としての側面を持つユニークな仮想通貨です。

 

特定の管理者はおらず、2014年1月に公開されて以降はモナコインを支持する人々のコミュニティによってサービスが拡充され、普及していきました。

 

モナコインはBitcoinの約6倍の決済スピードという高い決済能力を誇り、実店舗での導入も行われています。

 

また、コミュニティ文化やサービスも充実しており、実力と遊び心を兼ね備えたコインとして日本を中心にファンが多いです。

 

以降の章ではモナコインの決済能力と、サービスについて具体的に解説していきます。

 

Litecoinについて詳しく知りたい方はコチラ↓

名前で中身は測れない!実はハイスペックなモナコイン

可愛らしい名前のモナコインですが、仮想通貨としての機能も高い水準にあります

 

モナコインが一つのブロックを生成するためにかかる時間は約90秒と、Bitcoin(約600秒)よりもはるかに早く、ベースとなったLitecoin(約150秒)よりも高速です。

 

つまり、それだけ早く決済を行うことができます。

Segwitを世界で初めて導入したモナコイン

segwit

モナコインはSegwitという技術を世界で最初に導入した仮想通貨として有名です。

 

 Segwitとは?

トランザクションで処理するデータを分割することで、ハッキング対策とブロックサイズの実質的拡大を同時に可能にした技術

 

モナコインはBitcoinに先駆けて2017年4月にSegwitを導入しました。

モナコインはアトミックスワップにも成功

モナコインは2018年1月にDecred(DCR)という仮想通貨との間でアトミックスワップを成功させています。

 

 アトミックスワップとは?

取引所を介さずにユーザー同士で仮想通貨を交換することで、取引速度の向上や、ハッキングのリスク分散といった効果が期待され、仮想通貨取引の次の段階として注目される技術

以上のように、モナコインは開発当初の高いスペックに加えて、次々と新技術を導入しており、仮想通貨の技術発展の観点からも目が離せない通貨です。

 

次の章からはモナコインの使い道やサービスについて解説します。

Monacoinを投げ銭のようにできるコミュニティが登場

モナコインの最大の特徴の一つと言えるのがモナゲと呼ばれる投げ銭行為です。

 

投げ銭とは、本来、大道芸人に小銭を投げ与える行為をさします。

 

これが転じて、ネット上でコンテンツを提供したユーザーに寄付を送ることを投げ銭と呼ぶようになりました。

 

モナコインが登場すると、コンテンツの投稿者がモナコインのウォレットアドレスを公開し、利用者がモナゲを行うという投げ銭の形態がニコニコ動画やPixivを中心に普及していきました。

 

ビットコインより単価が安く、絵柄もユーモラスなモナコインは、投げ銭にうってつけの仮想通貨だったのです。

トランプ大統領にモナゲ!?Twitter投げ銭tipmona

tipmonaはTwitter上でモナコインを送りあうサービスです。

 

tipmonaは「モナコインちゃんbot(@tipmona)」という自動アカウントが管理しており、Twitterユーザーは@tipmonaを付けてツイートをすることでサービスを利用できます。

 


 

モナコインの送受信は各ユーザーのアカウントに紐づけられて記録され、ウォレットと連動させてアカウントに出入金をすることができます。

 

このサービスの凄いところは、モナコインを受け取るだけならモナコインのアカウントを持っている必要がない点です。

 

そのため、有名人やモナコインを知らない知人にもモナコインを送りつけることができ、トランプ大統領にモナゲをしたユーザーもいます。

 

また、モナコインの普及活動に使われることも多く、不特定多数のユーザーにモナコインを送りつけるバラマキ行為も行われています。

 

ツイッター上で使うコマンドは次の通りです。

ツイート内容 実行されるコマンド
@tipmona tip @ID 数字 自分のアカウントから@IDのアカウントに数字Monaが送金されます。
@tipmona 入金 モナコインちゃんbotからの返信で入金用アドレスが示されるので、ウォレットから入金します。

自分のTwitterアカウントにモナコインが入金されます。

@tipmona 出金 数字 ウォレットアドレス 自分のTwitterウォレットに数字Monaが出金されます。
@tipmona 残高 モナコインちゃんbotからの返信で、自分のアカウントのモナコイン残高がわかります。
@tipmona info モナコインちゃんbotからの返信で、自分のアカウントのtipmonaの使用状況が表示されます。

 

大喜利でモナをゲット!?新感覚掲示板Ask Mona

Ask Monaはモナコインコミュニティの掲示板です。

 

使用方法は普通の掲示板と同じですが、スレッドやレスポンスに対してモナコインを送ることができるという特徴を持ちます。

 

面白いスレッドを立てたり、上手いレスポンスをすれば他の利用者からモナコインを受け取ることができるのです。

 

大喜利や川柳を発表するスレッドではユーザーがより多くのモナコインを手に入れようとしのぎを削っています。

 

また、レスポンスをしたユーザーにバラマキを行うスレッドや、モナコインの普及や発展について議論するスレッドも多く、コミュニティの中心かつ最前線と言える場所です。

 

Ask Monaのサイトはこちら

http://askmona.org

支払いはモナで!実店舗でも使用可能なモナコイン

楽しむためのコインとしての側面を持つモナコインですが、現実の店舗でも使用可能な数少ない仮想通貨の一つでもあります。

 

例えば、秋葉原にあるパソコン店Arkでは決済にモナコインを使用することができます。

 

他にもモナコインを使える店舗は全国に存在し、BitcoinmallMonappyというサイトでもモナコインでネットショッピングができます。

 

現在は数店舗でのみ利用可能なモナコインですが、上記のように高い決済能力と人気を持つため、これから決済用仮想通貨として普及していく可能性は高いです。

モナコインの現在の相場チャートと時価総額とは?

モナコイン(Mona)の相場チャートと時価総額をチェックしましょう。

リアルタイムで見るモナコインの現在のドルレートと価格推移

リアルタイムで見たモナコイン(Mona)のドルレートです。

 


Monacoin(モナコイン)の現在の時価総額ランキングは何位?

リアルタイムで見たモナコイン(Mona)の時価総額ランキングです。

 

左側のRANKが現在の時価総額の順位です。

 

モナコインの最新ニュースから分かる将来性!今後の動向は?

モナコインには将来性はあるのでしょうか?

 

モナコインの最新のニュースから今後の将来性について詳しく解説したいと思います。

モナが秋葉原をジャック

2017年の10月末の一週間、秋葉原UDXと秋葉原ラジオ会館の大型ディスプレイでモナコインのプロモーション動画が流されるというイベントが行われました。

 

これはコミュニティの有志がモナコインの普及のために自費で行ったイベントで、大手メディアでも取り上げられて注目を集めました。

 

このイベントに合わせて、秋葉原には自作のTシャツや実物コインなどのモナコイングッズを配る人も現れ、モナコインの人気をうかがわせました。

bitbankにモナコインが上場

2017年7月21日、国内大手仮想通貨取引所のBitbankがモナコインの取り扱いを開始しました。

 

bitbankはアルトコインの取り扱いを徐々に増やしており、、モナコインが、アルトコインの中でも注目されていることがわかります。

bitFlyerにモナコインが上場

2017年10月2日、国内大手仮想通貨取引所のbitFlyerがモナコインの取り扱いを開始しました。

 

日本最大の取引所であるbitFlyer上場により、モナコインの取引が増加し、知名度が上がっていくと予想されます。

 

 

モナコインの購入方法は?オススメの取引所をご紹介

モナコインを扱っっている国内の取引所はbitFlyer、Bitbank、Zaifなどがありますが、中でもオススメはbitFlyerです。

 

bitFlyerは日本最大の仮想通貨取引所であり、モナコインの取り扱い量も国内最大です。

 

また、先日のコインチェックの流出事件を考えると、少しでも安全な取引所を使いたいと考える方も多いと思います。

 

bitFlyerは高い安全性を誇ると言われており、安心して利用することができます。

 

もう一つ、bitFlyerは取引所だけでなく販売所も開設しているため、一度にまとめて多くのモナコインを手に入れることが可能です。

 

ビットフライヤー公式サイトはこちら

仮想通貨モナコインの仕組みから買い方までのまとめ

2ちゃんねるで生まれたモナコインは、「ニートのおはじき」と揶揄されながらも、コミュニティの熱心な普及活動により徐々に存在感を増していきました。

 

人気に加え、優れた決算能力や実店舗で使用できる実用性も評価されており、高いポテンシャルを秘めた仮想通貨です。

 

また、他の仮想通貨が投機目的の売買によって価格の揺れ幅が大きいのに対し、モナコインはファン心理での保有が多いことから値崩れしにくいと言われており、円との交換が多いため、Bitcoinの値動きの影響を受けにくいです。

 

これからも、国産通貨の筆頭としてさらに注目を集めていくでしょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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