

わかりやすく教えて欲しいです。
2017年後半から2018年にかけて徐々に時価総額をあげ、スマートコントラクトシステムによりEthereumと並んで注目度も高まっている通貨、NEOをご存知でしょうか。
- NEOはどのような通貨なのか?その仕組みとは
- NEOは時価総額どれくらいなのか?今の価格は?
- NEOの将来性や期待感はどうか?
- NEOはどこの取引所で売買することができるのか?
について詳しく解説していきたいと思います。
まずは、ネオ(NEO)について、わかりやすく30秒で解説した動画を用意したのでこちらをご覧ください。この動画を見てから内容を読んで頂くと理解しやすいですよ。
ネオがだいたいどんなものかわかって頂けたと思いますので、詳細をご覧ください。
本記事の内容
仮想通貨ネオ(NEO)とは何か?初心者でも簡単に分かる概要
NEOは、2016年の10月に中国で誕生した仮想通貨で、もともとはAntShares(アントシェアーズ)という名前でしたが2017年6月に名称を変更しました。
独自のスマートコントラクトシステムを実装しており、中国版Ethereumと言われています。
しかしEthereumとは異なった良い点もたくさんあるので、今回はその特徴や時価総額、最新ニュースなどをご紹介します。
NEOの入門まとめ|マネピwiki
通貨の名前 | NEO |
通貨単位 | NEO |
発行上限枚数 | 1億NEO |
取り扱い国内取引所 | なし |
取り扱い国外取引所 | Binance, Bittrex, Bitfinex, Kucoinなど |
開発組織 | 中国のスタートアップ企業「Onchain」 |
開発者 | Onchain社の共同創業者兼チーフデベロッパーであるErick Zhangをはじめとした開発チーム |
公式サイト | https://neo.org/ |
ホワイトペーパー | http://docs.neo.org/ja-jp/ |
NEOのスペックをビットコインと比較
比較項目 | NEO | bitcoin |
総発行枚数 | 1億枚 | 2100万枚 |
取引承認システム | DBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant) | PoW(Proof of Work) |
取引承認スピード | - | 約10分 |
ブロックサイズ | - | 1MB |
半減期 | なし | 210,000ブロック毎 |
NEOの特徴とは?仕組みや技術ついて解説
NEOはスマートコントラクトを実装しているという類似点からEthereumと似ている通貨として紹介されることが多いですが、ここでは、NEO独自の特徴や仕組み、技術についてご説明します。
独自コンセンサスメカニズム|DBFT
NEOはコンセンサスメカニズムにDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)という独自アルゴリズムの仕組みを用いています。
コンセンサスメカニズムとは、取引時の認証作業のことです。
ビットコインでは膨大な計算量を要する問題(ハッシュを探す)を最も速く解いた人に発言権(ブロック)が与えられるPoW(Proof of Work)というシステムが用いられています。
しかし、NEOで用いられているDBFTは日本語だと「ビザンチン耐障害性コンセンサスメカニズム」となります。
これを聞いただけでは何のことかわかりませんね。
ビザンチン問題とは?
まずは、ビザンチン問題について説明します。
相互通信が可能なオブジェクト群(この場合はノード)がいた場合、通信や個々のオブジェクトが故障したり裏切ったりする可能性が生じます。
ビザンチン問題とは、昔ビザンチン帝国時代に生まれた言葉で、偽の情報や裏切り、間違った情報やバグが伝わってしまうことによって、システムに異常を起こしてしまう可能性のある問題です。
NEOではこのビザンチン問題に対処するため(全体が正しい合意形成するため)に、ネットワークのユーザー(トークンの所有者)が投票によってブックキーパーと呼ばれる帳簿係を選出しています。
このブックキーパーがビザンチン耐障害性コンセンサスアルゴリズムを介してコンセンサスに達し、新しいブロックの生成に至ります。

この投票は期間を区切って行われるものではなく、リアルタイムで継続的に実施されています。
独自のスマートコントラクトシステム
従来のスマートコントラクトはツールサポートが不足しており、デバックやテストが困難でした。
しかし、NEOは軽量のNeoVM(NEOのヴァーチャルマシン)をスマートコントラクト実行環境として利用します。
このNEO仮想マシンがデバックをサポートしているため、NEO Smart Contract 2.0の開発を簡単に迅速に行うことが可能です。
また、NEOはJavascript、Python、C++をはじめとした多くのプログラミング言語を採用していて、Ethereumよりも直感的な開発が可能です。
EthereumがSolidityを習得しなければならなかったのに比べ、NEOは新たな言語習得の必要がなく、90%以上のデベロッパーがNEOのスマートコントラクト開発に即参入することが可能です。


だから将来性が期待されているのじゃよ。
量子コンピュータ耐性|NeoQS
NEOは量子コンピュータ耐性のためのメカニズム、NeoQS(Quantum Safe)を実装しています。
量子コンピュータは処理能力が従来のスパコンと比較しても桁違いに早いため、様々な分野の発展に役立てられることを大いに期待されています。
しかし、その登場には同時に懸念が付きまといます。
なぜなら、従来のコンピュータでは解析不能とされていたビットコインなどの仮想通貨の秘密鍵が解読されてしまう可能性が指摘されているからです。
しかし、NEOは反量子暗号メカニズムがあるため、このような心配を払拭することができます。
2種類のネイティブトークン|NEOとNeoGas
NEOには2つのネイティブトークン、NEOとNeoGasがあります。
NeoGasはNEOネットワーク上の燃料のような役割を果たすトークンで、発行上限枚数はNEOと同じ1億です。
NeoGasは22年の時間内に減衰アルゴリズムに従って生成されます。
現在市場ではGASという名前で取引されており、BinanceやKucoin、Poloniexなどで購入可能です。
NEOの仕組みや特徴を動画で理解しよう!
NEOの仕組みについて、NEO共同創業者のインタビュー動画があります。
英語で分からないところがあるかと思いますが、上記の説明を読んだ後に見るとわかりやすいのではないかと思います。
ぜひ、一度ご覧になってみてください。
NEOの現在の相場チャートと時価総額とは?
NEOの相場チャートや今現在の時価総額についてご紹介したいと思います。
リアルタイムで見るNEOの現在のドルレートと価格推移
以下が今現在のリアルタイムでみるNEOのドルレートと価格推移になります。
NEOの現在の時価総額ランキングは何位?
スマートコントラクトを実装した第二のEthereumとして話題のNEOですが、今現在の時価総額は何位になっているでしょうか。
RANKの欄にある数字が今現在の順位になっています。
NEOの最新ニュースから分かる将来性!今後の動向は?
2017年後半から益々注目度が高まってきているNEOですが、注目のニュースも多く今後の動向が気になりますね。
結論から言うと、NEOの将来性は期待しても良いのではないかと思います。
NEOの最新ニュースをいくつか追ってみましょう。
NEO2.0にアップデート
2017年8月にNEO2.0にアップデートされたことによりスマートコントラクトが完全実装されました。
今まではICOが流行するとETHの需要が増え、価格の上昇が見受けられましたが、NeoContractを用いることによってNEOによるICOが増えてきました。
今後はICOによるNEOの需要の増加が見られるようになるのではないでしょうか。今後の動向に目が離せませんね。
Bitfinexに上場
2017年9月に香港の大手取引所であるBitfinexに上場しました。
Bitfinexは、2016年にハッキング事件があった以降はセキュリティに対してシビアに取り組んでいる印象です。
BTC建の取引高としてはBinanceやBittrexの方が多くなっているので、今からアカウントを作る場合はBitfinexを利用することはないかもしれませんが、USD建で見ると上場後一定以上の取引高が認められ、NEOに対する関心度の高さが窺えます。
NEO DevConの開催
1月30, 31日にサンフランシスコで第1回NEOデベロッパーカンファレンスが開催されました。
こちらのデベロッパーカンファレンスではNEOの創業者や共同創業者、デベロッパーだけではなく、現在NEOのブロックチェーンを用いているプロジェクトやこれから利用しようと考えているプロジェクトの中心人物がスピーカーとして登壇し、NEOの将来性と盛り上がりを感じさせるイベントとなりました。
NEOのTwitterやDiscordで最新ニュースをチェック!
今後のNEOの最新ニュースや将来性をチェックする時にはどこを調べれば良いでしょうか?
NEOの公式サイトにも上がっていない最新ニュースはTwitterやDiscordなどのコミュニティツールをチェックして見てみましょう!
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NEOの購入方法は?オススメの取引所をご紹介
NEOは様々な取引所で扱いがありますが、BinanceがBTC, ETH, USDTすべてのペアで取引高が1位になっているので、今から取引所を開設してNEOを買ってみよう!という方にはBinanceをオススメします。
NEO/BTC、NEO/ETH、NEO/USDTの3ペアで取引が可能です。
Binanceはインターフェースも非常に使いやすく、個人認証無しで1日2BTCまで引き出し可能なので、誰でも登録したその日から気軽に利用できる取引所です。
まだ登録していない方は是非この機会に登録してみてください。
海外の取引所を利用する場合は、まずは国内の取引所を開設して送金を行う必要があります。
もしまだ国内の取引所を開設していないという方は、国内人気取引所Bitflyerで日本円をBTCもしくはETHに交換しましょう。
交換したBTCやETHをBinanceの各ウォレットのアドレスに送金し、着金したら、NEOとの取引が可能になります。
仮想通貨NEOの仕組みから買い方までのまとめ
NEOは2018年の年始のBitcoin下げ相場でその他のアルトコインが暴落する中、Ethereumと並んである一定の価格を保っていた通貨です。
スマートコントラクトを実装したNEOが、Ethereumと同等に人々の期待を集める通貨に成長し将来性が期待されているのがわかります。
2017年末から徐々にNEOベースのICOも増えてきていて、今後の独自のスマートコントラクトシステムにも注目が集まっています。
量子耐性を備え、スマートコントラクトを実装した通貨として、これからも大きな成長を望める通貨だと思うので、TwitterやDiscordなどの情報を見て、こまめに最新ニュースをチェックしてみてくださいね!