
SBIホールディングスと、子会社のSBI Ripple Asiaが事務局を務め、邦銀61行が加盟する「内外為替一元化コンソーシアム」が、分散台帳技術を活用した次世代金融基盤に接続するスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を提供することを発表しました。
まずはりそな銀行とスルガ銀行、住信SBIネット銀行の3つの銀行で2018年秋頃に、利用者が個人間で24時間送金ができるようになります。
本記事の内容
次世代金融基盤に接続するスマートフォン送金アプリ「Monery Tap」が完成
61の銀行によって発足された内外為替一元化コンソーシアムは、分散台帳技術(DLT)を活用した次世代金融基盤に接続するスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を提供を発表しました。
DLTとはDistributed Ledger Technologyの略で、ブロックチェーンの機能を派生し、共有台帳という特徴だけを抽出して一般化した概念が分散型台帳技術。
内外為替一元化コンソーシアムとは?
内外為替一元化コンソーシアムとは、分散台帳技術を活用し、内国為替と外国為替を一元化し、24時間リアルタイムでの送金インフラ構築を目指す組織になります。
SBIホールディングスと子会社のSBI Ripple Asiaが事務局を務め、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行など61の銀行がこの内外為替一元化コンソーシアムに加盟しております。
以下は実際に先程行われた記者会見の模様になります。
SBI Ripple Asiaの沖田社長の講演が始まりました。RCクラウドの構築や送金アプリ「Money Tap」についても発表がありますのでAppTimesの記事にてもお伝えさせていただきます^^ pic.twitter.com/kUFkVhlHVn
— masa@仮想通貨 (@masa_tanita) 2018年3月7日
この構想は、2016年10月から内外為替一元化コンソーシアムの加盟銀行によって度々会議が行われてきていました。
コチラは本コンソーシアムに加盟している銀行が集まった会合の動画になります。
ついに、スマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」が作られました。
Ripple社開発「xCurrent」を実装した商用版「RCクラウド2.0」
内外為替一元化コンソーシアムに加盟している銀行同士が分散型台帳技術(DLT)を活用して、外国為替や内国為替も一元的に扱うことができる次世代金融基盤を開発してきました。
そして、2017年12月にSBIホールディングスも出資している米Ripple社が開発したブロックチェーン技術「xCurrent」を実装した商用版「RCクラウド2.0」が完成しました。
RCクラウドについては、Ripple社が作りました解説動画が非常に分かりやすいので、ぜひ一度ご覧なってみてください。
ちなみに、Ripple社が開発しました「xCurrent」についてコチラの記事で詳しく解説させていただきました。
>「リップル社開発のRippleNet・xCurrent・xRapid・xViaとXRPの関係とは」
「RCクラウド2.0」に接続するスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap」
実装された「RCクラウド2.0」がスマートフォンアプリに接続されて送金アプリ「Money Tap」が作られました。
このアプリによって銀行を通さず個人間で、しかも24時間リアルタイムに送金ができるようになりました。
また今までの日本では、銀行口座番号を相手に教えてもらい送金をするのが普通ですよね。
[引用元:http://www.sbigroup.co.jp/news/2018/0307_11012.html]
よりスマートに送金できるように、銀行口座番号だけでなく携帯電話番号やQRコードを教えるだけで、送金することができるようになりました。
さらに、指紋認証や生体認証を組み合わせることで、セキュリティ強化しつつも以前よりも便利でストレスのないサービスを実現しました。
住信SBIネット銀行・スルガ銀行・りそな銀行の3行が先行商用化
本コンソーシアムに参加してる住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3つの銀行がまず先行して商用化されます。
送金アプリ「Money Tap」は、2018年4月以降に試験運用が始まり、夏以降に一般公開を目指しています。
オープンAPIを活用した接続を可能とする共通GW(ゲートウェイ)を開発
Monery Tapとアプリの基盤であるRCクラウド2.0の接続をどの金融機関でもすぐに導入してつなぎ込めるように、オープンAPI「共通GW(ゲートウェイ)」が株式会社野村総合研究所の協力のもと開発されました。
共通GWを作り、現在内外為替一元化コンソーシアムに加盟している邦銀61行にもよりスムーズにサービスを導入しやすくすることで、より参入しやすいインフラを整えました。
電話番号やQRコードを用い、24時間365日・ローコストでの送金が可能に
Money Tapが一般に公開されれば電話番号やQRコードだけで、24時間365日、低コストで送金することが可能になります。
自分自身の口座番号でさえ覚えている人はどれほどいるでしょうか?
送金してもらう度に、毎回自分の口座番号を調べて送り手に伝えるという面倒なことをしていると思います。
また、銀行がやっている時間も短くて、ついつい入金が遅れたなんて経験をしたこともあるのではないでしょうか?
Money Tapが一般に普及すれば、もう口座番号を覚える必要もありませんし時間を気にする必要もないストレスレスな社会になります。
早くMoney Tapが普及して便利な社会になって欲しいですね。
SBIホールディングスが発表しました公式資料をご覧になりたい方はコチラをご覧になってみてくださいね。
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