最強の仮想通貨投資ツール?センチメント分析(感情分析)の可能性

仮想通貨に限らず、全ての利益を生みだしている投資家はファンダメンタル分析やテクニカル分析を上手に用いており、その効果を十分に発揮しています。

 

では、センチメント分析(感情分析)はどうでしょうか?

 

センチメント分析とは、市場の動きを人間の感情から分析し先を読む手法で、特に仮想通貨市場においては間違いなく有効な手段であると言われています。

センチメンタト分析(感情分析)と仮想通貨市場

仮想通貨市場にセンチメント分析(感情分析)を利用する可能性

感情に流されて取引を行うな

 

この言葉は投資を始めた人ならば一度は聞いたことのあるセリフでしょう。

 

感情に流されて投資を行うと、いわゆるFOMO(Fear of missing out;取り残されるのではないかという不安感)にとりつかれ失敗すると言われているからです。

 

では、自分以外の感情、つまりは他の投資家の感情を読みそれに沿って投資の判断を下すというやり方はどうでしょうか。

 

確かに投資家の中には、何も考えずそして感情に流されず投資を行っている人がいるのも事実です。

 

しかし、市場の大多数はあらゆる感情に流されて投資を行っており、その点を理解する手法がセンチメント分析です。

 

センチメント分析の例を挙げるとするならば、マウントゴックス受託者のビットコインの定期的な動きが挙げられます。

 

マウントゴックス社からBTCがある特定のアドレスに送られるたびに、仮想通貨市場は大きく下降の動きを辿ります。

 

マウントゴックス社はおよそ8,000BTCにも及ぶビットコインを所持しているため、このBTCが全て公開市場へと流れてしまうと、”フラッシュクラッシュ(瞬間暴落)”するのではないかと予想するからです。

 

マウントゴックス社は、市場に混乱をもたらそうと決してしているわけではなく、そのような売り方はしないと安心感を与える発言はしているものの、同社がビットコインの移動を行う度にBTCは下落しています。

 

その理由としては、投資家たちが周りの動きに助長され、我先にビットコインを売りに出し少しでも利益を得ようと素早く動き始める点にあると考えられます。

 

投資家たちはマウントゴックス社の発言を信じていたとしても、感情分析的にいうと”売り”の判断に至るというわけです。

テクニカル分析、ファンダメンタル分析、センチメント分析の微妙な違い

テクニカル分析、ファンダメンタル分析、そしてセンチメント分析はそれぞれ相互に関係性を持っています。

 

ある投資家がセンチメント分析をトレードのポイントとして加味していなくても、心理学的にいうと、投資判断に影響を与えているのです。

 

例えば、トロン(TRX)という仮想通貨がありますが、多くの投資家たちはTRXは”草コイン”とみなし、あまり好いてはいません。

 

通貨自体は好まれていないにもかかわらず、TRXの価格がチャートのサポートライン(下値支持線)まで落ちると投機的な買いが入ります。

 

どうしてでしょうか?

 

なぜならば、テクニカル分析やファンダメンタル分析では説明できない理由でTRXの価格がまた上昇すると、投資家たちが確信しているからです。

 

センチメント分析は、どちらかと言えば『自己満足』的な手法であるとも言えます。どういうことかというと、投資家達の多くがXという情報を信じれば、Xが真実となり得ることを意味しています。

 

例えば、仮想通貨取引所Binanceにある通貨が新たに上場する場合、流動性高まってより多くの投資家が投資するようになるからその通貨の価格が上昇するのでしょうか?

 

はたまた、上場のニュースによって、投資家達が通貨の高騰を見込み、われ先に購入しようとするから価格が上昇するのでしょうか?

 

他の例として、IOTAという仮想通貨がありますが、IOTAに関する悪い噂や情報が流れた時、多くの場合はIOTAの価格は上昇する傾向を取っています。

 

なぜならば、ネガティブな情報によって、”FUD”( 不安・不確実・不信)の影響を受けないように、IOTAのコミュニティが市場からIOTAの買い上げ量を増やすであろうと、投資家達が察知するからです。

センチメント分析(感情分析)を行うツール

仮想通貨市場分析ツールについて

センチメント分析を行うために必要なツールもそろってきています。

 

その一つが ”Fear and Greed Index” というツールで、投資家が現在の市場の動きに対してどの様な感情を持っているかを知ることが出来ます。

 

感情の度合いは、Fear(恐怖)やExtreame Fear(極度に恐怖)、そしてNeutral(どちらとも言えない)などで表現されています。

 

"Crypto Sentiment" では、"Fear and Greed Index" より詳細にセンチメント分析を行えるツールを取り揃えており、たとえば、戦略的バイアスの指標や、過度な期待による市場の変化を数値化した指標などがあります。

 

投資家の中には、センチメント分析をすでに取り入れているひともいます。知らず知らずのうちにセンチメント分析を用いて投資を行っている場合もあります。

 

ここ数年にわたり、自動取引ツール、ボット、指標などが開発されてきました。これらによって、仮想通貨市場は不合理で人間の感情に左右される状態が続いています。

 

Consensus Summitが開催されると、投資家たちはこの会議を機に仮想通貨市場が回復の方向へ向かうことを予測し、また期待をしています。

 

その理由は単純で、去年の市場がそのように動いた、というたったそれだけの理由からです。

 

実際に今年も市場が去年と同じように動くという保証は全くないにもかかわらず、投資家は会議後市場が回復するだろうと、ほぼ信じ切ってしまっています。

 

去年の市場回復が偶然だったのかどうかが重要なのではなく、多くの投資家が今年も市場回復が起こるであろうということを期待しているということが重要といえます。

 

ある確信が定着すると、感情がテクニカル分析をしのぐことになるのです。

Sentiment Analysis is the best trading tool you're not using

Kai Sedgwick , 05/12/2018

考察:センチメント分析と仮想通貨市場について

センチメント分析は、自己完結的つまりは自己流の手法に過ぎないため、そこに絶対的な正解はなく初心者にとってその分析手法を的確に扱うことは確かに難しいと考えることが出来ます。

 

しかし、初心者の内から心理学的に市場を観察することが可能になれば、悪意ある投資家によってだまされる可能性を減らすことにも繋がり、健全な市場を作っていくことに繋がると見ることもできます。

 

ビットコインが200万円台であった時と比べ、明らかに100万円代または90万円台となるとビットコインに関する話題を聞かないようになってきていることは仮想通貨に関わっていれば誰もが感じていることですが、これこそまさに基本的なセンチメント分析と結び付けられるポイントの一つなのではないでしょうか。

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