
StellarはRippleのソースコードを元に開発された、銀行・決済システム・人々を結ぶプラットフォームです。
信頼性のあるボーダレスな送金・決済を迅速に、ほぼノーコストで実現します。
・Stellar(XLM)はどのような通貨なのか?Rippleの違いって?
・Stellarは時価総額どれくらいなのか?今の価格は?
・Stellarはどこの取引所で売買することができるのか?
について詳しく解説していきたいと思います。
まずは、ステラについてわかりやすく30秒で解説した動画を用意したのでこちらをご覧ください。この動画を見てから内容を読んで頂くと理解しやすいですよ。
それでは記事の内容をご覧ください。
本記事の内容
Stellar(ステラー)|XLMとは何か?初心者でも簡単に分かる概要
Stellarは、当時世界最大の取引所であったMt.GOXの創業者ジェド・マケーレブ氏を中心として、2014年7月に発行された仮想通貨です。
Ripple(リップル)を元にして開発された通貨で、2015年にSTR(ステラー)からXLM(ルーメン)に名称を変更しました。
まずは、ステラーの概要を簡単にご紹介したいと思います。
Stellar(XLM)の入門まとめ|マネピwiki
通貨の名前 | Stellar(ステラー) |
通貨単位 | XLM(ルーメン) |
発行上限枚数 | なし(発行枚数は1,000億XLMだけど毎年1%増加) |
取り扱い国内取引所 | なし |
取り扱い国外取引所 | Binance, Bittrex, Poloniexなど |
開発組織 | Stellar Development Foundation |
開発者 | Stellar Development Foundation |
公式サイト | https://www.stellar.org/ |
ホワイトペーパー | https://www.stellar.org/papers/stellar-consensus-protocol.pdf |
Stellarのスペックをビットコインと比較
比較項目 | XLM | bitcoin |
総発行枚数 | 初期1000億枚。その後毎年1%ずつ増加。 | 2100万枚 |
取引承認システム | SCP (Stellar Consensus Protocol) | PoW(Proof of Work) |
取引承認スピード | - | 約10分 |
ブロックサイズ | - | 1MB |
半減期 | なし | 210,000ブロック毎 |
Stellar(XLM)の特徴とは?仕組みや技術ついて解説
StellarはRippleを元に開発された通貨なので似ている点もあります。
この章ではRippleの仕組みを振り返り比較しながらStellarの特徴を紹介したいと思います。
Stellar(ステラー)とRipple(リップル)の特徴を比較!どんな違いが?
「ステラーってリップルとどんな違いあるの?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
ステラーをリップルと比較するとより仕組みや特徴を理解することができます。
通貨名 | ステラー | リップル |
決済システム | 個人利用 | 大手金融機関など法人利用 |
プロトコル | Stellar Consensus Protocol | XRP Ledger |
発行枚数 | 1,000億XLM(発行後1年ごとに1%増) | 1,000億XRP |
会社が保有している量 | ステラ社が5% | リップル社が60% |
Stellarの決済システムは?ターゲットは個人向け
Rippleが全世界の銀行等の大手金融機関間の送金処理のために生み出された通貨である一方、Stellarのターゲットは個人間利用です。
今現在海外の家族や友人に送金しようと思うと、銀行の手続きも含め、労力・時間・手数料のすべてが利用者の負担になります。
Stellarを用いることで、個人間送金が簡素化・迅速化され、海外ウェブサイトでの買い物や、家族・友人への送金などがスムーズに行えるようになります。
Stellarは少額決済・送金に特化しているため、ブロックの承認速度はRippleよりも速くなっています。
Stellar独自のプロトコル|SCP(Stellar Consensus Protocol)
RippeはXRP Ledgerというコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
このコンセンサスアルゴリズムは、UNL(ユニーク・ノード・リスト)と呼ばれる特定のブロック承認者がブロックの管理・記録を行う仕組みです。
この特定の承認者のうちの80%以上が有効と判断した取引のみを分散型台帳に記録しています。
このアルゴリズムには、UNLの合意が80%に満たないときにチェーンが分岐してしまうリスクが伴います。
一方、StellarのSCP(Stellar Consensus Protocol)はXRP Ledgerの改良版であり、80%以下の合意でもブロックの承認が可能になっているため、分岐リスクを抑えられます。
XLMの発行枚数
XRPは1000億枚で発行上限が決まっているのですが、XLMは初期に1000億枚発行された後、毎年1%ずつ枚数が増えていく仕組みになっています。
また開発者であるStellar Development Foundationによって保有されているXLMは全体の5%に過ぎません。
ちなみに、リップル社は60%にあたる610億XRPも保有しています。
毎年発行枚数を増やすことによって、市場に流通するXLMの量を増やし、XLM安へと誘導する仕組みです。
少額送金・決済の簡素化のために、価格変動リスクが抑えられていることがわかります。
Stellarの仕組みや特徴を動画で理解しよう!
Stellarの仕組みについて、イラストを使って解説した動画があります。
英語で分からないところがあるかと思いますが、上記の説明を読んだ後に見るとわかりやすいのではないかと思います。
ぜひ、一度ご覧になってみてください。
リップルについて詳しく知りたい方は、コチラで詳しく解説してありますのでぜひ読んでみてくださいね。
Stellar(XLM)の現在の相場チャートと時価総額とは?
XLMの相場チャートや今現在の時価総額についてご紹介したいと思います。
リアルタイムで見るXLM(ルーメン)の現在のドルレートと価格推移
以下が今現在のリアルタイムでみるXLMのドルレートと価格推移になります。
XLM(ルーメン)の現在の時価総額ランキングは何位?
XLM(ルーメン)の今現在の時価総額は何位になっているでしょうか。
RANKの欄にある数字が今現在の順位になっています。
時価総額の順位から分かる通り、ステラーは常に上位をキープしている通貨になり注目度も高いです。
Stellarの最新ニュースから分かる将来性!今後の動向は?
では、Stellarの最新ニュースについて見ていきましょう。
ニュースを知ることで、今後の将来性や動向を知ることができます。
ここ最近のステラーのニュースを見ていきましょう。
ライトニングネットワークの導入
Stellarは2018年ライトニングネットワークの導入に注力することを発表しました。
ライトニングネットワークとは、スケーラビリティ問題を解決するためのソリューションです。
オフチェーン上でトランザクション処理を進め、最終的な残高の変化だけをオンチェーン上に記録することによって、直接的な繋がりのない2者間で、トラストレスなマイクロペイメントを可能にするものです。
ステラーは2018年4月1日には、ライトニングネットワークの最初の構成要素となる、BUMP_SEQUENCEをテストネットワーク上で立ち上げ始める予定です。
10月にはベータ版、12月にはライブネット上に導入、というように具体的な日程が提示されています。
2015年頃からステラーのCTOはライトニングネットワーク導入を示唆してきましたが、このような具体的な期日が提示されたのは今回が初めてのことです。
マイクロペイメントの実用的なプラットフォームとして利用されていくためには、ライトニングネットワークの導入が不可欠なものであると考えられるので、今後の開発が楽しみですね!
国際決済システム構築を目指すIBMと提携
#IBM, @KlickEx & @StellarOrg have designed a universal, cross-border blockchain payments solution #Sibos2017 https://t.co/aDYLYvhLmq pic.twitter.com/mlUqFOlKrD
— IBM Blockchain (@IBMBlockchain) 2017年10月16日
2017年10月、SWIFT(国際銀行間通信協会)主催の国際会議Sibos(SWIFT International Operations Seminar)にて、IBMはStellarと通貨交換サービスを提供するKlickEXとの提携を発表しました。
3者が提携し、国境を越えたブロックチェーンを用いたリアルタイム決済システムを構築するプロジェクトを推進していきます。
このプロジェクトを進めていく上で、オーストラリア、カナダなどをはじめとした多くの国々の銀行とのパートナーシップも決定しています。
現在南太平洋地域の発展途上国では国境を越えた決済には数日の時間を要します。
しかし、このプロジェクトが進んでいくことで、国際取引が改善され、ゆくゆくは世界中の国際送金のシステムが従来のものから変化し、革新的なソリューションになることでしょう。
StellarのTwitterやslackで最新ニュースをチェック!
Stellarの最新ニュースをチェックする時にはどこを調べれば良いでしょうか?
Stellarの公式サイトにも上がっていない最新ニュースはTwitterやslackなどのコミュニティツールをチェックして見てみましょう!
Tweets by StellarOrg
Follow @StellarOrg
slack: https://slack.stellar.org/
XLM(ルーメン)の購入方法は?オススメの取引所をご紹介
XLMは様々な取引所で購入することが出来ますが、XLM/BTCの取引高が第一位であるBinanceでの取引がオススメです。
XLM/BTC, XLM/ETH, XLM/BNBの3ペアの取引が可能です。
Binanceはインターフェースも非常に使いやすく、個人認証無しで1日2BTCまで引き出し可能なので、誰でも登録したその日から気軽に利用できる取引所です。
まだ登録していない方は是非この機会に登録してみてください。
海外の取引所を利用する場合は、まずは国内の取引所を開設して送金を行う必要があります。
もしまだ国内の取引所を開設していないという方は、国内人気取引所Bitflyerで日本円をBTCもしくはETHに交換しましょう。
交換したBTCやETHをBinanceの各ウォレットのアドレスに送金し、着金したら、XLMとの取引が可能になります。
仮想通貨Stellar|XLMの仕組みから買い方までのまとめ
ステラーの仕組みから買い方まで詳しく解説してきました。
Stellar(XLM)は、ライトニングネットワーク導入のニュースもあり、2018年は大きな注目を集める通貨になると思います。
これから4月、10月、12月と開発や導入が進むことで、プラットフォームとして利用するプロジェクトも増え、益々活気を増してくることでしょう。
なので、今後上る可能性が十分にあります。
もしあなたがまだバイナンスなど、ステラーを売買できる取引所をお持ちでありませんでしたら、この機会に開設だけでもしておくことをオススメします。
開設さえしておけば、例えステラーが何のニュースで急激に上がったとしてもすぐに買えますよね。
今後もステラーは目が離せませんね。
TwitterやSlackなどの情報を見て、こまめに最新ニュースをチェックしてみてくださいね!
bitbank(ビットバンク)
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン モナ リップル |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・二段階認証有り
・コールドウォレット対応 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | 初心者でも簡単(アプリ無し) |
通貨の購入方法 | 取引所のみ(ビットコイン以外も安く購入できる) |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
GMOコイン
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン リップル イーサクラシック |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・二段階認証有り
・コールドウォレット対応 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | ウェブもアプリも使いやすい |
通貨の購入方法 | 販売所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
BITPoint(ビットポイント)
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ライトコイン ビットコインキャッシュ リップル |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・アイ・エス・レーティングによる情報セキュリティ格付け『A』
・コールドウォレットとホットウォレットの利点を組み合わせた自社開発ウォレットで管理 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | ・取引ツールが使いやすい!MT4を導入
・提携銀行が多い |
通貨の購入方法 | 取引所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が少な目 |