
最近は様々な企業のICOが盛んですね。
そんな中、ICO以降の6ヶ月で70倍以上に高騰したStartis|STRAT(ストラティス)という仮想通貨はご存知ですか?
今回は、第2のイーサリアムとも名高く、今年大注目のStratis|STRATについて、
・Stratis(STRAT)はどのような通貨なのか?
・Stratis(STRAT)は時価総額どれくらいなのか?今の価格は?
・Stratis(STRAT)はどこの取引所で売買することができるのか?
について、詳しく解説していきます。
本記事の内容
ストラティス(Stratis)とは何か?初心者でも簡単に分かる概要
ストラティスの詳しい特徴について解説する前に、まずは簡単に概要について解説したいと思います。
ストラティスの入門まとめ|マネピwiki
通貨の名前 | Stratis |
通貨単位 | STRAT |
発行上限枚数 | 98,000,000枚 |
取り扱い国内取引所 | なし |
取り扱い国外取引所 | Bittrex, Binance, Upbit, Poloniex etc... |
開発組織 | Stratis Group, Ltd. |
開発者 | Chris Trew |
公式サイト | https://stratisplatform.com/ |
ホワイトペーパー | https://stratisplatform.com/files/Stratis_Whitepaper.pdf |
ストラティス(STRAT)のスペックをビットコインと比較
比較項目 | Stratis | bitcoin |
総発行枚数 | 98,378,285 STRAT | 2100万BTC |
取引承認システム | PoS(Proof of Stake) | PoW(Proof of Work) |
取引承認スピード | 約60秒 | 約10分 |
ブロックサイズ | 可変 | 1MB |
半減期 | 設定なし(全発行済み) | 210,000ブロック毎 |
ストラティスの特徴とは?仕組みや技術ついて解説
Stratisの仕組みや特徴について順を追って一つずつ詳しく解説していこうと思います。
ストラティスはブロックチェーン技術を用いたアプリを開発できるプラットフォーム
"Stratis"は、Stratisグループが開発している、企業がブロックチェーン技術を用いたアプリを簡単に導入できるようにするプラットフォームを提供するシステムです。
"STRAT"とは、Stratisのシステムを動かすための燃料として発行される仮想通貨です。
仮想通貨は、ブロックチェーンの技術によって動いています。
ブロックチェーンの技術は、誰かに依存することなく、取引の真実性を証明することに成功しました。
例えば、Bitcoinは、「AさんがBさんに1BTC送金した」、という情報を、銀行や政府といった特定の者の関与を必要としないで証明することができます。
これを見た頭のいい人は、あることを考えました。
「別に、お金(価値)の流れに限らず、その他の情報も管理できるんじゃない?」と。
そうです、ブロックチェーン技術を応用すれば、例えば、「Aさんが持っている不動産をBさんに売った」という契約情報を、誰かの関与なしに証明することも可能になるのです。
Stratisは、こうしたブロックチェーン技術を応用したアプリケーション(これを”DApps”と言います)を簡単に開発できる仕組み(=プラットフォーム)を整え、企業に提供するプロジェクトなのです。
開発を容易にするため、プログラミング言語にC#を採用
Stratisは、一般的な仮想通貨とは異なり、C#というプログラミング言語で記述されています。
これによって、DAppsの開発が簡単になります。
普通、DAppsをイチから作るのは大変難しいことです。
そのハードルの一つに、「ブロックチェーンのプログラムは、それ独自のプログラミング言語で記述されている」という点があります。
企業や開発者にとって、新しいプログラミング言語をイチから学ぶのは、非常に骨の折れる作業ですよね。
そこで、Stratisは、Bitcoinに用いられているプログラムのほぼ全てをC#言語で記述してしまいました。
C#言語とは、現在、最も一般的に用いられているプログラミング言語のひとつです。
C#で書かれたプログラムならば、普通の開発者でも何が書いてあるかを読み取ることができます。
つまり、新たなプログラミング言語を勉強しなくてもStratisを利用すれば、すぐにDAppsの開発に取り掛かることができるわけです。
また、開発後のメンテナンスも、C#が読める人なら誰でもできるようになります。
Stratisは、ブロックチェーン技術の開発において高いハードルとなっていたプログラミング言語の壁を取り除いた点に、ひとつの大きな価値があります。
Microsoftの主要プロジェクトに位置づけられている
Stratisは、Windowsを提供するMicrosoftの主要プロジェクトに位置づけられています。
Microsoftは、何を隠そう、C#言語とこれを扱う.NET Frameworkの生みの親です。
そのMicrosoftから支援を受けられるというのは、大変心強いことですね。
"Cloud Stratis"が開発をサポートする環境を提供
Stratisには、"Cloud Stratis"という仕組みが採用されています。
これによって、開発者がDAppsをより簡単に開発できるようになります。
Cloud Stratisの役目は大きく分けて2つです。
Cloud Stratisの役割その1. テストネットの提供
テストネットとは、作成したDAppsが実際にどう動くのかをテストするための環境のことです。
作成したDAppsをいきなりメインチェーンにつなげると、バグがあった時に困ってしまうため、こういったテスト環境が必要になります。
Cloud Stratisのスゴいところは、Bitcoin、Ethereum、Bitsharesのフルノードを展開できる点。
これにより、Bitcoinなどに使われている様々な最新技術を、Stratisネットワーク上で用いることができます。
すでにあるブロックチェーン技術の資産を使うことができるため、開発がより簡単にできるようになります。
Cloud Stratisの役割その2. DApps実装環境の提供
通常、自分で開発したアプリケーションは自分のPCで管理するので、アプリケーションを動かすためのサーバーやPCを置いたり、メンテナンスする手間が発生します。
しかし、Stratisは、Cloud Stratisを用いることにより、クラウド上にDAppsを保存し、運用することができるのです。
そのため、開発者はアプリケーション開発に専念できるというわけです。
最終的に、Stratisは BaaS(Blockchain as a Service)を目指していることになります。
BaaSとは「サービスとしてのブロックチェーン」と訳されます。
ここでは、「Stratisは、企業がブロックチェーンをサービスとして使用でき環境を提供するもの」といった意味で理解しておくとよいでしょう。
Stratisは、Cloud Stratisのこういった仕組みによって、企業がより簡単にプライベートブロックチェーンを構築できるようにしているのです。
最新の匿名化技術を用いて、取引の安全性を高めることができる
Stratisが採用するウォレットには、Tumblebitという最新の匿名化技術が用いられています。
Tumblebitは、AさんがBさんにSTRATを送る時に、取引とは関係ないCさんを仲介者として挟む仕組みです。
この仲介者は外部から特定されないため、取引の匿名性が上がるわけです。
Stratisは様々な企業が絡むブロックチェーンになるため、このようなセキュリティ向上技術が採用されているのは安心できるポイントですね。
それぞれのアプリケーションがサイドチェーンで動く
Stratisで開発されたDAppsは、Stratisのメインチェーンではなくサイドチェーンで稼働する仕組みとなっています。
よって、万が一、ある企業のアプリケーションがハッキングを受けたとしても、他のStratisネットワークに被害が拡大しないようになっています。
どういうことか、さっぱりですよね…?
大丈夫です。ざっくり噛み砕いて説明します。
仮想通貨は、一つひとつの取引情報などを記録した箱が数珠つなぎになって、一本の長いチェーンを作る、という特徴を持っています。
プラットフォーム型の仮想通貨は、個々のアプリケーションをこの箱に格納することで動きます。
Ethereum(イーサリアム)ブロックチェーンの場合
プラットフォーム型の仮想通貨で代表的なEthereum(イーサリアム)は、個々が開発したアプリケーション全てを、一本のチェーン(=メインチェーン)で管理する仕組みにしています。
ここで、Ethereum上で動いている、ある一つのアプリケーションがハッキングを受けたとしましょう。
すると、このアプリケーションは他の全てのアプリケーションと数珠つなぎになっているので、システム全体がハッキングの影響を受けてしまうのです。
このような仕組みは、枝葉のない一本の木に似ています。
アプリケーションが開発され使われるほど、どんどん木の幹が伸びていきますが、特定の箇所が腐ってしまうと、木はそれ以上成長することができません。
つまり、その仮想通貨全部がハッキングの影響を受け、使えない通貨になってしまう危険性があるのです。
Stratis(ストラティス)ブロックチェーンの場合
Stratisは、Stratisのシステムを動かす中核的な機能をメインチェーンに格納します。
ここまでは他のプラットフォーム型と同じです。
違うのは、個々のアプリケーションを、メインチェーンから分岐するサイドチェーン上に展開する仕組みを取っている点にあります。
先ほどの木の例で言うと、Stratisの基本的な機能を幹として、そこから個々のアプリケーションが枝葉のように分かれて成長していく感じですね。
これの何が良いかというと、仮にどこかのアプリケーションがハッキングを受けたとしても、その部分だけを切り落せば、他の部分は問題なく動かすことができるのです。
このような仕組みによって、Stratisは万が一のハッキング被害に遭ってもその影響を受けにくくしているのです。
ストラティスの現在の相場チャートと時価総額とは?
ストラティスの現在の相場チャートや、時価総額について紹介していきます。
リアルタイムで見るストラティスの現在のドルレートと価格推移
2017年中は、価格が右肩上がりに推移しており、2018年に入ってから提携等のグッドニュースが流れたことにより、一時は$20を超えました。
このまま開発が順調に進めば、中長期的には順調に価格が上がっていくものと予想されます。
ストラティスの現在の時価総額ランキングは何位?
RANKの欄にある数字が今現在の順位です。
一番のライバルと言うべきEthereumは2位であり、その差は大きいですが、逆に言えばそれだけのポテンシャルがあるということもできます。
ストラティスの最新ニュースから分かる将来性!今後の動向は?
ロードマップのレビューを更新、開発は順調な模様
2017年11月24日に、これまでの開発を振り返り、2018年Q1までのロードマップをレビューした記事が公開されています。
内容を一部抜粋します。
- 2017年12月1日 Stratis アカデミープラットフォームのアップデート
- 2017年12月11日 Breeze ウォレットプライバシープロトコル(Tumblebit)リリース
- 2017年12月18日 フルノードのアルファリリース
これを見ると、開発はほぼ予定通りに進んでいることが分かります。
プロジェクトが順調に進んでいるか、という点は、投資において非常に重要な要素なので、この点は信頼できますね。
シリコンバレーのソフトウェア会社「Gluon」との提携を発表
2018年1月17日に、Gluonとの提携を発表しました。
Gluonは、自動運転技術の向上を目的としたソフトウェアを開発している企業です。
Gluonは見本市などにも積極的に参加しており、Stratisを用いたDAppsを実際に運用する先例になることで、Stratisをさらに様々な企業に広める広告塔になることが期待されます。
C#開発者の世界最大のコミュニティ「C# Corner」との提携を発表
更に、2018年1月26日には、「C# Corner」との提携も発表されました。
C#Cornerは、300万人のC#開発者を抱えるコミュニティサイトです。
C#を採用しているStratisがC# Cornerと提携することによって、Stratisの開発を加速させようという狙いがあります。
Stratisが、独自言語ではなく、一般的なプログラミング言語であるC#を採用したメリットが、目に見える形で表れた良い例になりそうです。
ストラティスの最新ニュースは公式Twitterをチェック!
Stratis(ストラティス)の最新ニュースをチェックする時に、どこを調べたらいいのでしょうか?
ストラティスの公式サイトにもあがっていない最新ニュースはTwitterが早いです。
Tweets by stratisplatform
ストラティスの購入方法は?オススメの取引所をご紹介
ストラティスは、今のところ国内の取引所で購入することができません。
国内取引所でBTCを購入し、STRATを取り扱っている海外取引所に送金した上で、STRATを買う形になります。
海外取引所では、Bittrexの他、最近評判の高いBinanceでも取り扱われています。
その中でも取引高が高いおすすめの取引所はBinanceです。
STRATを手に入れる手順をご説明します。
まずは国内の取引所で「BTC」「ETH」のいずれかで購入します。
その後、Binanceに送金してSTRAT/BTCもしくはSTRAT/ETHで売買することができます。
まだ日本国内の取引所の口座を持っていない方にオススメの取引所はセキュリティも高いbitflyerです。
ストラティスの仕組みから買い方までのまとめ
Stratisは、企業がブロックチェーン技術を用いた様々なアプリケーションを導入できるプラットフォームを提供するプロジェクトです。
他のプラットフォーム型と比較したときの特徴として、プログラムがC#で記述されていたり、他の仮想通貨の技術を流用できたりなど、企業がDAppsの開発・導入を簡単にできるようにする仕組みを導入しています。
また、セキュリティ対策にも力を入れており、企業が安心して扱えるような配慮がいくつも成されています。
Microsoftからの支援はもちろん、2018年に入って提携のニュースも出てきており、プロジェクトは順調に進んでいると言えそうです。
プロジェクトの進捗に注目しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
bitbank(ビットバンク)
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン モナ リップル |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・二段階認証有り
・コールドウォレット対応 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | 初心者でも簡単(アプリ無し) |
通貨の購入方法 | 取引所のみ(ビットコイン以外も安く購入できる) |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
GMOコイン
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン リップル イーサクラシック |
取引手数料 | 無料 |
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使いやすさ | ウェブもアプリも使いやすい |
通貨の購入方法 | 販売所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
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セキュリティの高さ | ・アイ・エス・レーティングによる情報セキュリティ格付け『A』
・コールドウォレットとホットウォレットの利点を組み合わせた自社開発ウォレットで管理 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | ・取引ツールが使いやすい!MT4を導入
・提携銀行が多い |
通貨の購入方法 | 取引所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が少な目 |