Vechain(ヴィチェーン) | VENとは?相場や将来性・取引所を解説

2017年Binanceに上場した銘柄として非常に盛り上がりと値上がりをみせたのがVeChain(VEN)です。

 

Vechain(ヴィチェーン)を一言でいうと、

 

製品が消費者に届くまでの、生産、流通、販売の情報を追跡、ブロックチェーンに記録するサプライチェーン情報プラットフォーム

 

です。

 

それによって、生産・流通・販売までのプロセスを見える化するだけでなく、協力企業と連携することでプロダクトの安全性や正当性を保証することができるようになるスゴイシステムを構築しようとしています。

 

ブロックチェーンを使って製品のトレーサビリティを簡単に実現できるような仕組みを整えようとしています。

 

そんなVechain(ヴィチェーン) ですが、この記事では、

 

VeChainプラットフォームの仕組と目的、将来性は?

 

VENの時価総額はどれくらいなのか?今の価格は?

 

VENはどこの取引所で売買することができるのか?

 

について詳しく解説していきたいと思います。

 

まずは、Vechain(ヴィチェーン) についてわかりやすく30秒で解説した動画を用意したのでこちらをご覧ください。この動画を見てから内容を読んで頂くと理解しやすいですよ。

 

 

それでは記事の内容をご覧ください。

本記事の内容

VeChain(ヴィチェーン)|VENとは何か?初心者でも簡単に分かる概要

ヴィチェーンは、ブロックチェーンをビジネス向けに活用するプロジェクトの名前です。

 

まずは簡単ヴィチェーンの概要をご紹介したいと思います。

VeChain(VEN)の入門まとめ | マネピwiki

通貨の名前  VeChain(ヴィチェーン)
通貨単位  VEN
発行上限枚数  1,000,000,000 VEN
取り扱い国内取引所 なし
取り扱い国外取引所  Binance、Huobi、LBankなど
開発組織  VeChain 財団
開発者 CEO兼プロダクトマネジャー:Sunny Lu
公式サイト  https://www.vechain.com/#/
開発計画書  https://cdn.vechain.com/vechain_ico_ideas_of_development_en.pdf

 

VeChain(ヴィチェーン)の特徴とは?仕組みや技術について解説

VeChainの特徴を一言で表すと、

 

製品が消費者に届くまでの、生産、流通、販売の情報を追跡、ブロックチェーンに記録するサプライチェーン情報プラットフォーム

 

と言えます。

 

ですが、なかなかこの特徴だけではどのようにVENが使われるのか?どのような課題を解決するのか?分かりませんよね。

 

より詳しくヴィチェーンの仕組みや特徴について詳しく解説していきたいと思います。

そもそもサプライチェーンって何?

サプライチェーン

そもそもサプライチェーンって何?と思う方も多いのではないでしょうか?

 

 サプライチェーンとは?

ある製品の原料の段階から製品やサービスが消費者の手に届くまでの全プロセスの繋がりのこと

お米を例に考えてみると、

 

ある農家で取れたお米=>農協=>卸業者=>店頭販売

 

この流れをサプライチェーンと言います。

従来のサプライチェーンの問題点とは?

従来のサプライチェーンでは、生産から消費者まで届くまでの一連の流れが見えないという問題があります。

 

マネー博士X
例えば、アボカドの話なんだけど、アボカドってほとんど海外産なんじゃよ。

普段、何気なく食卓に並んでいるけど、不安じゃないかい?

誰が作ったのか見えないんじゃよ。

例えば、中国や東南アジアを中心に、ヴィトンやシャネルと言った高級ブランドの偽物が出回っており、間違って購入してしまう問題があります。

 

もう少し身近のもので考えてみると、スーパーに売られている国産無農薬トマト。

 

このトマトが本当に日本で作られて、無農薬なのかどうか消費者は分かりませんよね。

 

以上の例のように、生産者から消費者への流れが見えないために偽物や間違った商品が流通してしまっているのです。

 

マネピ@兄
信用して買い物ができると安心だねー

 

生産、流通、販売まで、国境をまたぐことが普通になってきているので、各地域で物流の慣習が異なり、プロダクトの履歴を記録し辿ることが、より難しくなってきました。

Vechainはサプライチェーン上のトレーサビリティを実現するプラットフォーム

従来のサプライチェーンの問題を解決するのが、Vechainが提供するプラットフォームです。

 

製品のトレーサビリティ(追跡可能性)を実現するために、すべての商品にチップが付与されて、リアルタイムに精度の高い情報が共有されるようになります。

 

このように商品とインターネットが繋がることをIoT(Internet of Things)」と言い、「身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる仕組みです。

 

商品の物流情報をすべてヴィチェーンのブロックチェーンに記録するため、絶対だれも改ざんすることができなくなります。

NFCチップで商品をトレースする

プロダクトをトレースするために使用する技術の1つがVechainが自社で開発するスマートチップ(NFCチップ)です。

 

スマートチップを提携企業のプロダクトに埋め込んで、生産から流通、保管各段階の情報を読み込み、ブロックチェーンに記録して管理する、サプライチェーンシステムの構築を目的にしています。

 

このチップにどこの誰が作って、どこに運ばれて、どこに卸されて、といった情報がすべてヴィーチェンのブロックチェーン上に記録されます。

 

これによって生産者から消費者に届くまで、すべての情報が透明化します。

ブロックチェーンはデータの改ざんができないので信頼性が高い

ブロックチェーン管理

ブロックチェーン上のデータは消えることがなく、改ざんすることも非常に難しいという特徴があります。

 

VechainのNFCチップを読み込んで記録されたデータは改ざんされることなく、あとからさかのぼって照会できます。

 

なので、途中で偽物のブランド品に買えられたりすることはなくなると言うことです。

Vechainのユースケース(使用事例)

Vechainの特徴として、企業と提携しユースケースの事例を積み重ねていることがあります。

 

”ユースケースが製品を洗練し、製品が技術を洗練する”

 

という考え方を、CEOのSunny Lu氏がリブランディング発表イベントで述べています。

 

机上の空論ではなく、実際に意味のある分野に適用することでブロックチェーンの普及を目指すということでしょう。

 

それでは実例をいくつかご紹介します。

ブランド品

Vchainでブランドバッグの偽物の流通を防ぐ

ブランドバッグなど高級品は正規ルートだけでなく、中古品(セカンドハンド)ルートで多く流通しています。

 

模倣品も精巧に作られているので、真贋の判定が難しく、購入者がだまされてしまうことも少なくありません。

 

VechainではNFCチップを正規品バッグの中に埋め込んで、流通をトレースする仕組みを提供します。

 

すでに協力企業内の1500個のバッグに導入し実験しているそうです。

 

その履歴はまだ一般には公開されていませんが、しくみが完成したら購入者も履歴を見ることができるので偽物をつかまされることがなくなるはずです。

ワイン

食品の安全性はひとびとの健康に直接影響する問題なので、生産者にとっても消費者にとっても重要な課題です。

 

しかし現状、食品の安全性は、事業者の責任意識や生産工程管理に大きく依存しており、安全かどうかをトレースするのには大変な労力を要します。

 

Vechainは食品のなかでもまずワインの生産流通管理に着手しました。

 

ワインボトルのラベルにQRコードもしくはNFCチップを組み込むことで、ワインの製造工程をブロックチェーンに記録し、生産から流通、販売場所までを記録します。

自動車

Vechainで自動車のライフサイクルを管理

自動車の製造から販売、ユーザーによる使用や事故や修理の履歴など、自動車のライフサイクル履歴を管理する仕組みです。

 

従来は各業者ごとにバラバラだった情報は一元化することで、車の査定が簡単になります。

 

ドライバーの運転履歴も記録できますので、保険の審査も簡素化されコストが下がるメリットがあります。

Vechainのリブランディング!Vechain Thorについて解説

2015年にスタートしたVechainですが、先日リブランディングし、”Vechain Thor” に名称を変更しました。

 

Vechain Thorの目指すものは、従来のサプライチェーン情報管理のみではありません。

 

Ethereumネットワークにも似た、企業がDApps(分散型プリケーション)を開発するプラットフォームを目指すということです。

Vechain Thorブロックチェーンの特徴

VechainはEthereumネットワーク上に構築されていますが、Vechain Thorは2018年Q2を目標にオリジナルのブロックチェーンを立ち上げる予定です。

 

Vechain Thorでは技術的には取引スピード10,000TPSが可能だそうですが、ブロックチェーン開始当初は50TPS程度で運用するとのことです。

 

取引スピードはゴールではなく、あくまでも使用用途にあわせて調整していくということで、ユースケース重視の方向感にブレはありません。

 

2種類のトークンの導入と使い道|VETとTHOR

Vechain Thorでは、VETTHOR、2種類のトークンを導入します。それぞれの機能について説明します。

 

●VeChain Tokens(VET)

Vechain Thorプラットフォームを使って企業が事業活動を行う際に決済に使用されるトークンです。

 

また、VETを保有していると優先的に受けられるメリットも予定されているそうです。

 

●Thor Power (THOR)

VET保有者に与えられるトークンがTHORです。THORはスマートコントラクトやアプリケーションを動かす燃料となります。

 

VETとTHORのレートは最低でも、0.00042 THOR /VET /日 の予定ですが、ネットワークの利用状況に応じてレートが調整されるとのことです。

 

Vechain Thorブロックチェーンを維持するノードの存在

Vechainのノードについて解説します。

 

Vechain Thorはノードによって運用され、ノードはその報酬としてTHORを得ます。

 

VETトークンの保有高と期間に応じて3種類のエコノミックノードと1種類の101オーソリティノードがあります。

 

●エコノミックノード

 

Strength Nodes – 10日以上保有 (最低 10,000 VET)
Thunder Nodes – 20日以上保有 (最低50,000 VET)
Mjolnir Masternodes – 30日以上保有 (最低150,000 VET)

 

エコノミックノードは、通常のVET保有高に応じた報酬に加え、Vechain財団のTHOR資金から報酬を得ます。

 

●101オーソリティノード

 

Thrudheim Masternodes – 12/21/17 から保有(最低 250,000 VET)

 

101オーソリティノードは、エコノミックノードと同様の報酬にプラスして、Vechain Thorブロックチェーンで支払われたTHORの30%を受け取ります。ちなみに残りの70%はバーン(焼却)されます。

DApps開発を簡単にする仕組み

スマートコントラクトとスマートマネーの組み合わせによって、DAppsの運用効率がよくなり、コストがさがるというメリットがあります。

 

加えて、将来的には VeChain クラウドプラットフォームを立ち上げ、開発キットも提供するので、アプリケーションの開発がさらに簡単になります。

Vechainのパートナーシップ|PwC・DNV GL

Vechainは企業向けのプロジェクトなので、さまざまな企業と提携しています。

 

なかでも重要なのは、監査、コンサル、認証などを行うグローバル企業、PwCDNV GL. とのパートナーシップです。

 

PwCは150カ国以上に拠点を持つ世界的な監査・コンサルティング会社です。

 

DNV GL.は150年の歴史を持つ企業で、世界中に8万社以上のネットワークを持つ認証機関です。生産工程や安全管理の認証に強みを持ちます。

 

どちらも世界的なネットワークを生かした顧客の獲得につながっています。

 

Vechainのもつブロックチェーンで生産・流通・販売の各段階を記録する技術と、PwCやDNV GL.の監査や認証を合わせると強力なサプライチェーンマネジメントが実現しそうです。

Vechain(ヴィーチェイン)の仕組みや特徴を動画で理解しよう!

Vechain財団はいくつかの公式動画を公開しています。

 

いくつか観たなかで、VechainとDNV GLのパートナーシップについての動画が比較的わかりやすかったのでご紹介します。

 

全編英語ですが、これまでの解説内容を思い出しながら視聴すると理解が深まると思います。

 

VeChain(VEN)の現在の相場チャートと時価総額とは?

VeChain(VEN)の相場チャートや今現在の時価総額についてご紹介したいと思います。

リアルタイムで見るVeChain(VEN)の現在のドルレートと価格推移

以下が今現在のリアルタイムでみるVechainのドルレートと価格推移になります。




VeChain(VEN)の現在の時価総額ランキングは何位?

RANKの欄にある数字が今現在の順位になります。

 

VeChain(VEN)の最新ニュースから分かる将来性!今後の動向は?

Vechainは企業や政府と組んで、プロジェクトを開始しています。

 

とくに注目したほうがよいパートナーシップやプロジェクトをセレクトしてお伝えします。

中国政府機関と提携した。プロジェクトが進行している

Vechain公式ツイッターの発信によると中国政府機関の国家煙草専売局と中国煙草総公司との提携が決まったということです。

 

この提携はDNV GL.のアレンジによって、Vechainが中国のNRCC(National Research Consulting Center)と独占的戦略的パートナーシップを結んだことで実現しました。

 

BMWとのパートナーシップ

リブランディング発表イベントの場で、かねてからウワサのあったドイツのBMWとの提携が公になりました。

 

詳細は明らかにされていませんが、Vechainのブロックチェーン技術を使って、BMWのサプライチェーンマネジメントを最適化する内容のようです。

 

自動車メーカーがブロックチェーン関連企業と提携するのは初めてではなく、フォルクスワーゲンがIOTAと提携しています。

 

自動車企業にとって、IoTを導入するためにはビッグデータへのアクセスが不可欠なため、ブロックチェーン関連技術に注目が集まっているのです。

DApps(分散型アプリ)”My Story”のリリース!ワインのサプライチェーンからスタート

Vechainの初DAppのMystoryでワインの流通を管理

 

3月はじめに、DNV GLは、Vechain上最初のDApps(分散型プリケーション)”My Story"を発表しました。

 

最初にMy Storyに参加するのは、イタリアのワインメーカー4社、Michele Chiarlo, Ricci Curbastro, Ruffino,  Torreventoです。

 

ワインの生産、流通から販売までボトルに貼られたQRコードを読み取ってブロックチェーンに記録、DNV GLがデジタル認証するそうです。

 

 

VeChain(VEN)の最新のニュースはTwitterやTelegramが早い!

VeChainはTelegramやTwitterなので情報発信をしています。

 

最速で情報を手に入れたいのであれば、Twitterアカウントをフォローしましょう!


 

Telegramチャンネルでは開発者にも気軽に直接質問することもできます。

>>VeChainのTelegramはこちら

VeChain(VEN)の購入方法は?オススメの取引所をご紹介

VeChainは日本国内の取引所では扱っておらず、海外の仮想通貨取引所で売買することになります。

 

BinanceとLbankが取引量が多いですが、日本人にとって馴染みがあるのはLbankよりもBinanceでしょう。

 

実際、使い勝手で言うとBinanceのほうが上で、取引可能通貨ペアは

 

  • BTC/VEN
  • ETH/VEN
  • BNB/VEN

 

となっています。

 

Binance公式サイトはこちら

 

Binanceは日本円に対応していないので、国内取引所で日本円をBTCもしくはETHに変えて、送金する必要がります。

 

まだ国内取引所の口座を持っていない人は、金融庁登録の仮想通貨交換業者でビットコインの取扱高No.1のbitFlyerを使うとよいでしょう。

 

ビットフライヤー公式サイトはこちら

VeChain(VEN)の仕組みから買い方まで|まとめ

今回の話をまとめると、Vechain(ヴィチェーン) は生産・流通・販売までのプロセスを見える化するだけでなく、協力企業と連携することでプロダクトの安全性や正当性を保証しようとしています。

 

VechainはVechain Thor にリブランドし、次々と顧客を開拓し、ユースケースを蓄積しています。

 

プロジェクトが実現するとサプライチェーン管理としては強力なツールとなることでしょう。

 

サービスの導入や業務提携のニュースから目が離せません。

 

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