ウエスタンユニオンはxRapidのテスト規模が小さく成果が得られず

western union

2018年6月14日のEthereum World News の記事において、ウエスタンユニオンCEO「リップル(XRP)のソリューションはお金の移動の節約を現時点でしていない」、という最新ニュースの発表がありました。

 

マネー博士X
でも今回のニュースはリップルのソリューションが否定的な実験結果に終わったというワケではないぞ。

 

マネー博士X
誤解を招きそうなタイトルだったので、我々も解説させてもらうぞ

 

ウエスタンユニオンとは、アメリカ合衆国に本拠地をおく、金融および通信事業の会社です

 

ウエスタンユニオンは、全世界の約200ヶ国で個人送金、企業支払と貿易業務の代行をしております。

 

先日もベトナム大使館の前にはこのような看板があったのをマネピでは呟きました。

今回の最新ニュースでは、ウエスタンユニオンのCEOがリップルに対して否定的な態度を取っているのではないかと、発表されました。

 

詳しく見ていきましょう。

ウエスタンユニオンCEO:「リップル(XRP)のソリューションは送金の節約を現時点ではしていない」

ウエスタンユニオンCEOのHikmet Ersekは、

 

「リップルとウエスタンユニオンとの間のパートナーシップには多くの人と資金を投入してきました。

しかし、今の所、そんなに送金手数料を削減できる結果は出ていないことがわかっています。」

 

と伝えています。 

リップルとウエスタンユニオン

およそ3カ月前、Ethereum World Newsは、世界的金融サービス大手の1つであるウエスタンユニオンがどのようにテストしており、そしてどのようにブロックチェーンベースのプラットフォームで作業しようとしているかを報告しました。

 

WU(ウエスタンユニオン)最高財務責任者はBloombergであるRaj Agrawalとのインタビュー(2月14日)で

 

Ripple(XRP)のブロックチェーンベースのシステムによってバックアップされたトランザクションをテストしていることを明らかにしました。

 

もし計画どおりにすべてが正しい方法でうまくいけば、仮想通貨を採用することは、これまでのコミュニティの信頼を示す最も強い署名の1つになるでしょう。

 

従来の銀行業務が利用できない時に、ウエスタンユニオンが、世界中の何百万人もの人々が現金を送金するために使用されています。

 

現在、ウエスタンユニオンを使用するときの送金手数料は、基盤が弱いため送金することが難しく、ウエスタンユニオン内で人や電話、メールでのやり取りが発生します。だから手数料は高くなります。

 

その送金手数料が問題だったのです。

 

そして、さまざまなアナリストは、リップルによってお金が動き回る際に発生する手数料が下がる、という考えを強く支持していますが、WU(ウエスタンユニオン)のCEOによると、それはまだ見ることができないそうです。

Hikmet Ersekのケース

「ウエスタンユニオンは費用対効果に優れていないと常に批判されているが、我々は今回の送金テスト中に送金手数料の削減の効率性についてはわからなかった」とErsek氏はEconomic Club of New Yorkでの水曜日のインタビューで語りました。

 

CEOは、それは現実的なコンセプトでは依然として高価であると述べ、XRPが企業のコストを下げることが判明した場合にのみ、XRPは解決策として採用されることを強調しました。

 

マネー博士X
コレはすごい言い切りじゃ。

 

 

マネー博士X
もしXRPでコスト削減できればXRPを使うと明言したんじゃ。

 

金融機関や企業に対して技術ソリューションを提供するそれら独自の仮想通貨マーケティングによって、XRPは3番目に大きなデジタル通貨になりました。

 

それでも、これまでにアメリカのドルとメキシコのペソという2つの通貨間の移動のために、ウエスタンユニオンがその仮想通貨のテストをしていたので、パイロットが結論を出すには早すぎる、そして、xRapidのテスト回数が少なすぎるとErsek氏は言いました。

 

リップルの上級副社長Asheesh Birlaによると、ウエスタンユニオン側がxRapidを使って10回の支払いをしただけでは、結論はまだ出ていないとのことです。

 

「大規模なボリュームが移動すれば、何かが見えてくるかもしれませんが、たった10回だけでは、コスト削減が見られないのは驚くことではありません」とBirla氏は言います。

 

「彼らは月に何百万件もの取引をしており、10件の取引であっと驚くような結果がなかったことには驚きません」

 

しかし、Ersek氏はブロックチェーン技術が最善の解決策である可能性を捨てていないため、依然としてプロジェクトにはまだコミットしています。

 

彼は、WU(ウエスタンユニオン)と協力しているチームが善良な人であり、非常に革新的な限りは、このプログラムは継続すると付け加えました。

 

・Ripple (XRP) Solution Is Not Saving Money In Transfers Until Now: Western Union CEO

  

・Western Union Pilot too Small to Get Results From Ripple

JOHN MCMAHON  JUNE 14, 2018 

考察:ウエスタンユニオンはリップル社のソリューションを否定したわけではない

XRapid

マネー博士X
今回のニュースは別に深刻な問題ではないのじゃ。

 

 

マネピ君
テストで実験してみて、まだ結果は得られなかったけど、もし安くなるのがわかったら、xRapid使うって話だよね。

 

 

マネー博士X

そう。

しかも、実験はまだ始まったばかり!

今後も、何回もテストして送金手数料の最適化が進むと予想できるのじゃ。

 

 

今回のニュースでは、リップル(XRP)のソリューションにおけるお金の移動のコスト削減をウエスタンユニオン側は見ることが現時点ではできなかった、と明らかになりました。

 

しかし、これは取引回数が少なかったため(通常何百万もの数であるが、今回は10回)、コスト削減が見られなかったと、リップルの上級副社長であるAsheesh Birlaは語っています。

 

また、ウエスタンユニオンCEOのErsek氏は、リップル導入のプログラムは依然として続けていく姿勢を見せています。

 

これらのことから、ウエスタンユニオンはリップル導入に対して完全に否定的であるというよりは、慎重に検討していくようになったと捉える方が近いのではないかと考えられます。

 

中には否定的な意見をしているかたもいますが、誤解を招きそうなタイトルだったので補足させていただきました。

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