
仮想通貨は今後世の中を変えるためにかなり期待されていますよね。
私も仮想通貨によって世の中が便利になっていく未来にかなり期待しています。
2000年のころのインターネット黎明期と同様の空気が今仮想通貨の盛り上がり似ているとも言われています。
しかし、仮想通貨の市場がまだまだ黎明期だからこそ、気をつけておかなければいけないこともあります。
もちろん、危険性やリスクも少なからずありますので、今回はその危険性やリスク、失敗しないための注意点を解説していきたいと思います。
これを知ることによって下手な失敗は少なくなるでしょう。
本記事の内容
気をつけること①:価格変動リスク
値上がり益を夢見て、仮想通貨市場にどんどん参入される個人投資家の方が増えています。
もちろん、株式投資やFX投資などを経験せずただなんとなく「周りが儲かっているから」という理由で仮想通貨を購入する初心者の方もいますよね。
そんな時に気をつけるべきことは、「仮想通貨の価格変動リスク」です。
どうしても人は夢を見たい生き物です。
寝上がることだけ夢見て購入する方もいますが、もちろん、価値が上がり続けるなんてありえないです。
なので値下がりしてしまうことも念頭に入れておきましょう。
価格変動リスクに対する対処法
価格変動リスクは投資する時には必ず付き物です。
価格が上がり続けるということは100%あり得ないということは理解しておく必要があります。
その上で、余剰資金で仮想通貨投資をすることをオススメします。
お笑い芸人の藤崎マーケットのトキさんには同情しますが、
コインチェックの仮想通貨が全て盗まれました。貯金すべてなくなりました。仕事ください。 pic.twitter.com/gouDYEUOmw
— 藤崎マーケット・トキ (@fujisakitoki) 2018年1月26日
自分の全財産を仮想通貨にしてしまう暴挙に出てはいけませんよ。
あくまでも精神的安定があっての日々の生活です。
気をつけること②:詐欺コイン・しょぼい草コインを掴んでしまうリスク
数十倍銘柄〜100倍銘柄を見つけようと思っている人もいますよね。
おそらく、今の時価総額ランキングトップ10以内の通貨・トークンでは2018年以降は数十倍になることもないだろうと予想されています。
そのため一攫千金を狙って草コインやまだ誰も目につけていないアルトコインを海外の取引所で漁っている個人投資家もいます。
そのため、草コインや詐欺コインを掴んでしまい、損をだす人も少なからずいます。
詐欺コインやしょぼい草コインを掴んでしまうリスクにの対処法
この世の中には、ローリスク・ハイリターンはほとんどありません。
ですので、草コインを購入するなとは言いませんが、リスク回避するためにはどうすればいいかというと、
- 日々、購入した通貨やその周りの情報を絶えず勉強しておく
- 大きな金額を一度で購入しない
- 時価総額の大きな通貨を購入する
などが挙げられます。
基本的に時価総額の大きい、トップクラスの仮想通貨は、数百倍はもうすでに期待できなかったとしても、数倍なら期待できます。
時価総額ランキングトップ5(ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコイン)の通貨を購入しておけば、失敗は少ないといえます。
気をつけること③:仮装通貨取引所のリスク
取引所にもリスクはあります。
どんなリスクや注意すべきことがあるのかというと、
- 取引所の経営破綻・倒産
- ハッカーによる取引所のハッキング
などあります。
かの有名なマウントゴックス事件もありましたよね。
マウントゴックス社の事件で、ビットコインが消滅したと勘違いされている方がいますが、消滅ではなく、横領されたのです。会社の不正であり、ビットコインのシステムには問題ありませんでした。このような不正が再発しないよう法改正が進んでいます。 pic.twitter.com/eYFOZQhym6
— ブラック社員の金策戦記 (@freedombitcoin) 2018年2月14日
マウントゴックス事件でビットコインに投資していた人で、まだ返ってきてない人も多いのです。
また、2018年1月26日におきた大手仮想通貨取引所であるコインチェックでもありましたよね。
580億円相当のNEMがハッキングされたこともありました。
仮想通貨自体はブロックチェーン技術でデータ改ざんやハッキングはされにくい仕組みなのです。
しかし、
各仮想通貨取引所の仮想通貨(ビットコインやアルトコイン)の保管方法が適当な場合、取引所がハッキングされて持ち出されてしまいます。
もちろん、投資したお金が戻ってこない場合もあるのでしっかりした取引所を選ぶことが大切です。
仮想通貨取引所のリスクの対処法
仮想通貨取引所のリスクに関しての対処法は
- セキュリティーの高い取引所を使用する
- マルチシグの保存方法を使う取引所を選ぶ
- 仮想通貨取引所を分散させる
- ハードウォレット・ペーパーウォレットに保管する
などが挙げられます。
気をつけること④:流動性のリスク(人がいないと売買が成立しない)
結論を言うと、流動性が低いと売りたいときに売れず、買いたい時に買えないということが起こります。
どういうことかというと、仮想通貨も株も日用生活品や生鮮食品なども同じで、【買い手】と【売り手】がいることによって売買が成立します。
例えば、こんな感じ。
取引所にて・・・仮に、今1億円分の法定通貨(フィアット)が欲しいとします。
その時に計算しやすいように、1BTC=100万円だとしますね。
こんなことが起こるのです。
しかし、買い手も売り手も少ない状態だと、どうなるでしょう?
ちゃんとした売買が行われませんよね。
人がいないマイナーな仮想通貨取引所では流動性が少ないため、仮想通貨取引が成立しないことがあるのです。
気をつけること⑤:法令・税制・規制の改正リスク
仮想通貨市場は新しいテクノロジーであるがゆえ、法律や税制、規制などの行われることもあります。
仮想通貨は
- 送金スピードが速い
- 送金手数料が安い
- ネット環境下であれば送金可能
- 改ざんできない情報
という今までにないとんでもない便利なものではありますが、使い方を間違えると、
- 草コイン・詐欺コインで被害者が出てしまう
- 資金洗浄
- 脱税
- 反社会勢力にお金が渡ってしまう
- 国の資金が仮想通貨に流れ法定通貨の価値が下がってしまう
という懸念点も抱えているためか、様々な国で条件に沿わない仮想通貨を禁止する流れもきています。
日本もICO事業者には今後、規制を設けられそうです。
金融庁が、大急ぎでICO事業者と取引所事業者から規制をつくったのは、世界的に見てもなかなか動きが早くてよかったと思います。この2つが未整備のままマスが仮想通貨をいじり出すと北斗の拳みたいな世界観になってたっぽいから。
— ザハ (@ripple_chan) 2018年2月14日
ICOの規制も増えてきましたね。
中国が規制を厳しくすると発表しているのに、不思議なことに中国企業は次々に仮想通貨事業に参加している。
着々と仕込んでいる状態と言えます。
中国の規制を解いた(と報道した)場合、中国コインは爆上げですね。— 仮想通貨10年目 trx買いたい (@soooooogoshien) 2018年2月12日
しかし、このように全ての仮想通貨を禁止にする流れにはなっていないことにも注目していただきたいです。
全体的な仮想通貨の流れとしては導入の流れになっています。
法令・税制・規制に対する改正リスクの対処法
この法令や税制・規制リスクは日本だけではなく、海外の情報も知っておくと便利です。
例えば、
中国で何かしらの規制が行われると、ほとんどの確率で仮想通貨市場からフィアットに流れていきます。
そのため、ビットコインやイーサリアムなどの基軸通貨は軒並み価格を下げたりします。
税制や規制のリスクに関しては、我々にはどうすることもできませので注意深く情報を集めておき、すぐに仮想通貨を他の取引所に逃がせるように複数の取引所をもっておくといいです。
気をつけること⑥:システムリスク
システムリスクとは何かというと
- 通信障害
- 取引所のサーバーダウン
などのリスクです。
ビットコインやアルトコインが暴騰あるいは暴落する場合ってありますよね。
そういう場合、世界中の人々が、仮想通貨取引所にアクセスします。
そうすると、取引所のウェブサイトのサーバーがダウンしてしまうこともあります。
サーバーダウンしてしまうと、欲しかったレート(価格)で仮想通貨を購入することができなかったり、あるいは、早く手放したかった通貨を手放せないということがおきます。
システムリスクの対処方法
通信障害やサーバーダウンは基本的に私たちがコントロールすることができません。
だから、暴騰時や暴落時にサーバーダウンした場合は、どうすることもできません。
そうなると、デイトレーダーの方にとっては痛手かもしれません。
しかし、長期ホールド、仮想通貨が実用化されるまで保有する気概のある人にとっては気にしなくてもいいかもしれません。
気をつけること⑦:人間リスク(秘密鍵の紛失・パスワードを忘れる・盗難)
私は仮想通貨を購入する上で一番のリスクだと思うのが、ヒューマンエラーであったり、人の問題だと思います。
人間のミスで保有してる仮想通貨がなくなってしまうこともあります。
例えば、
- 秘密鍵の紛失で一生取り出せなくなってしまった
- パスワードなどを忘れてしまった
- 秘密鍵を盗まれてしまった
- ハードウォレットの操作ミス(アップデートミス)
など、人間のミスが一番気をつけるしかないと思います。
人間リスクを減らすための対処法
パスワードや秘密鍵などは基本的に2重、3重に保存するのが原則です。
例えば、
ペーパーウォレットや秘密鍵のシートを写メで抑えて、コピーして保存するというのが誰にも見られない所に保存しておきましょう。
また、どうしても無くしてしまいそうという方は、大手銀行の貸金庫などを借りるというのも一つの手ですね。
気をつけること⑦:妬まれるリスク・襲われるリスク
「仮想通貨で億り人になりました」
「仮想通貨で○○○○万円儲かりました」
ということはSNSやブログで発信することは大変危険です。
仮想通貨を大量に持っているとバレると誘拐されるリスクがあります。
ロシアでも仮想通貨で儲けたことを自慢していたブロガーが5000万円奪われるという事件が発生しました。
仮想通貨の儲けを自慢していたブロガー、縛られ約5000万円奪われる【ロシア】 https://t.co/6WKueFv4Ge via @Cointelegraph
— peko (@peko409) 2018年1月16日
銀行がお金を預かっているのと違い、個人間で送金できるのが仮想通貨ですので脅されたら仮想通貨を送金してしまいますよね。
妬まれるリスク・襲われるリスクの対処方法
対処法はシンプルです。
「余計なことは人には言わない!」
これに尽きると思います。
仮想通貨で儲かったという話はあまり公にはしないほうがいいでしょう。
仮想通貨取引で失敗しないために気をつけるべきことまとめ
仮想通貨をどのように扱うかの判断は全て自己責任です。
仮想通貨はまだまだ法整備も整っておらず、管理体制も整っていません。
最悪の想定を考慮しておきつつ、分散させておいたり管理方法を分けておきましょう。
bitbank(ビットバンク)
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン モナ リップル |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・二段階認証有り
・コールドウォレット対応 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | 初心者でも簡単(アプリ無し) |
通貨の購入方法 | 取引所のみ(ビットコイン以外も安く購入できる) |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
GMOコイン
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ビットコインキャッシュ ライトコイン リップル イーサクラシック |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・二段階認証有り
・コールドウォレット対応 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | ウェブもアプリも使いやすい |
通貨の購入方法 | 販売所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が高く安定して取引できる |
BITPoint(ビットポイント)
取扱通貨 | ビットコイン
イーサリアム ライトコイン ビットコインキャッシュ リップル |
取引手数料 | 無料 |
セキュリティの高さ | ・アイ・エス・レーティングによる情報セキュリティ格付け『A』
・コールドウォレットとホットウォレットの利点を組み合わせた自社開発ウォレットで管理 ・マルチシグ対応 |
使いやすさ | ・取引ツールが使いやすい!MT4を導入
・提携銀行が多い |
通貨の購入方法 | 取引所のみ |
取引所の出来高 | 取引高が少な目 |