リップル(XRP)のブリッジ通貨としての可能性に迫る

以下は、仮想通貨、そしてリップル(XRP) 愛好家であるMoonLamboio氏によって執筆されたブログとなります。

 

XRPの将来的な価格の予想というもの自体を見受けられることはあまり多くありません。

 

もちろん、インターネット上ではXRPが将来的に最大いくらとなるのかリップル愛好家たちによって、時には恣意的に語られているのを見受けることはできます。

 

予測不能な仮想通貨市場の中で、誰もXRPの成長率と如何にXRPが世に浸透していくかを見通すことは非常に難解です。

 

そんななかで、XRPがブリッジ通貨としてのユースケースに採用されると仮定するならば推論上の成長率と将来的な市場価値を導いていこうと思います。

リップル(XRP)の市場を考える

まず初めに、マクロ的視点で現状における世界中の金融取引量を把握することから始めます。

 

通貨の強さという視点で見た時に、アメリカのドルは国境を超えるとその通貨としての強さゆえに他国の市場成長を妨げる足かせとなっています。

 

また、市場におけるリーダーであるSWIFTは年間1250兆ドルもの交換が行われています。

 

CHIPSは年間約400兆ドルを拠出し、Fedwireに至っては年間約900兆ドルを拠出しています。

 

これらを足すと、年間で約$2550兆ドルを拠出し、1日ごとに9.8兆ドルの取引が世界をまたいで行われているということになります。

 

おそらく、金融機関がまさに今直面している問題は、上記の様な国際送金に対応留守ために必要な流動性の確保という点にあるでしょう。

 

2015年末の時点で既に、ノストロ・アカウント(銀行間取引での資金決済を行なう当方の決済口座)における残高は27兆ドルを超していると言われています。

 

リップル社は、金融機関が直面しているその様な問題をXRPを用いて解決することを目標に掲げています。

 

つまり、端的に言えばXRPは現状金融機関が抱えてる2.7兆ドルの問題を解決することができるポテンシャルを持っていことになります。

 

これは、希望的観測などではなく事実問題から導きされた結果と言えるでしょう。

 

リップル(XRP)のブリッジ通貨としての価値

では、この事実に対しXRPが解決策として採用された場合に与える影響について考えていきましょう。

 

今この瞬間も、一日につき9.8兆ドルという海外送金のノルマを達成するために、おおよそ27兆ドルが取引口座に引き留められています。

 

言い換えるならば、仮にXRPが代替品として使われるとすると、XRPの時価総額は最低9.8兆ドルを満たさなければ、その世界は実現しえないといえます。

 

もちろん、金融機関において全てがXRPを採用するという仮定に基づくのは正確性に問題が生じます。

 

しかし、私の目標はXRP最大の価値を導き出すことに置いているので、金融機関内においてXRPが100%のシェアを獲得するという仮定に基づいて話を続けていきます。

 

前提条件はつぎのとおりとします。

  • 現状のXRP供給量は38,739,144,847枚なため、この仮説上では、分かりやすいよう390億枚で統一。
  • XRPの時価総額を27兆ドルと仮定。これは、現在におけるノストロ・アカウントと同等。
  • その後、XRP1枚の価値を算出するため、時価総額をXRPの供給量390億枚で割る。そうすると、XRP1枚当たりの価値が$692.30となる。

 

このXRP1枚に当たり$692.30の市場価値という算出方法は、現状考えられる全ての数値データを考量した上で算出されていると断言できます。

 

しかし、同データは金融機関でXRPがブリッジ通貨として用いられたケースのみを考慮した市場価値なため、まだ不確定要素は多くありといえます。

 

金融機関はノストロ・アカウントの調整を図るのに、現状では約5日間もの期間を要してしまうためXRPがその代替として注目を集めています。

 

金融機関は、XRPを『仲間』とも捉えることもできれば『敵』とも捉えることができるのが現在の状況です。

 

顧客としては、金融機関では5日もかかってしまう取引システムよりも、たった4秒足らずで送金を行うことができるXRPを好むのは明らかでしょう。

 

この過程に基づくと金融機関がXRPを採用するならば平均的な1日の取引額である9.8兆ドルを金融機関は所持し、流動性を保つ必要が出てきます。

 

つまり、27兆ドルが将来的にも金融機関内で国際送金のために必要とされた場合、XRPにおける最低市場価値は簡単に導き出せるということになります。

 

しかし、仮にXRPが取引における基軸通貨となった場合、将来的な国際送金の増加が起こり得ることが想像することができます。

 

まとめると、XRPの特徴区である素早い送金スピードと低価格な手数料が、国際送金の需要を高め、結果としてXROの市場が広がっていくことになります。

 

もちろん、その広がりとともにXRPの価格が高騰することは言うまでもありません。

リップル社がXRPに与える影響力

XRPの将来的な価値を推測するに当たり、様々な数値の変化が外部的要因以外にも内部的に起こり得ることが、非常に厄介となってきます

 

例えば、リップル社は2017年に550億分のXRPを自社内にてロックアップし、代わりに最大で10億XRPをひと月ごとに放出する決定を行いました。

 

このロックアップを行うことによって、XRPの供給安定を図り市場価値を徐々に高めていくことがリップル社の狙いです。

 

しかし、この手段を取ることによって、常にXRPの需要と供給が交わる点は移動するためXRPの均衡価格は絶えず変化することになります。

それと同時に、XRPのロックアップを行うことにより自然とXRPの供給量は減少するためXRPの市場価格が徐々に、健全な形で上昇するのも、また事実です。

価値の保存としてのXRP

今まで述べてきたように、仮にXROが金融機関におけるブリッジ通貨としてのみ使われると仮定して考えると簡単におおよそのXRPの市場価値や時価総額を導き出すことが出来ました。

 

しかし、ブリッジ通貨としてのXRPは単に希望的観測なだけであり現状、金融機関においてXRPを採用している機関はほぼ皆無であるといえます。

 

むしろ現在における、XRPの位置づけはブリッジ通貨ではなく私たちの投機対象として見られている側面性が強いです。

 

ビットコインがデジタルゴールドと捉えられているのは、その需要が世界規模で大きいからです。

 

つまり、同じことがXRPに生じる可能性を秘めているといえます。

 

私は、将来的にXRPの市場的な需要が増えれば増えるほど、ビットコインと同じようにデジタル上における金とXRPも捉えられるのではと考えています。

 

つまり、将来的にXRPはビットコインの時価総額を抜き、仮想通貨における一番の市場価値を持つ通貨となると考えています。

 

仮に今年中に金融機関が、XRPのブリッジ通貨としての採用を始め、導入された場合、XRPが今年中(2018年)にビットコインの時価総額を超える可能性があるとも私は思っています。

 

金融機関のXRPの採用は結果として、私たちがXRPに触れる機会が多くなることに起因するので、XRPを価値の保存対象と私たちが認識する未来も近いと言えます。

 

現在、金の時価総額はおおよそ$0.78兆ドルであり、仮にXRPの時価総額が金と並んだ場合現在の市場価格よりも$200高くなることになります。

XRPに関わるその他の要因

XRPが市場でどの程度将来的に使われるのか、その答えを完璧に導き出すことは不可能です。

 

例えば、仮にクレジットカード会社がその決済手段いXRPを導入した場合、どの様な変化がもたらされるでしょうか。

 

数週間前、”Crowd Conscious”と言う名のブロガーが仮にVisaやMastercardがXRPを導入した場合に何が起こり得るかについて同氏のブログ内にて示しました。

 

同氏は、私が上記で示したような仮定に基づき以下の様な結果を導き出しました。

 

  • 仮にVisaがXRPを導入した場合、XRP1枚に対する価格は$229.742に上昇する。
  • 仮にMastercardがXRPを導入した場合、XRP1枚に対する価格は$90.35に上昇する。

 

リップル社は2018年に入り、世界最大規模の送金会社5社の内3社がXRPを導入予定であると発表しました。

 

その発表の数日後、XRP初導入予定の企業はMoneygramということが判明しました。

 

また、 Western UnionPayPalもXRPの導入が行われるのではないかとの噂が出回っています。

 

時間がたてば、リップル社が提供するシステムとXRPを導入する企業が増えていくのは必然なのかもしれません。

 

実際は、今すぐにでも資金の送金が必要となる企業はXRPの導入を進めることができます。

 

その前提に基づいた上で、私はこの記事を執筆する価値があると思いました。

 

仮にAmazon、Walmart、UberそしてeBayなどがXRPの導入を開始した場合、上記でも述べた通りゆうにXRP1枚の価格が$1000を超えることが想像できます。

 

もちろん、XRPが完全に上記のセオリーに沿って進んでいくと断言することはできません。

 

しかし、私たち個人投資家一人一人がXRPのユースケースを理解することは仮想通貨における投機においては非常に大事な役目となっていくことは明確です。

 

リップル社が掲げている目標は、金融機関におけるブリッジ通貨としてのXRPの確率ですが、XRPが私たちの生活を含む、あらゆる場面での支払い手段に将来的になることができます。

 

そして、ただ金融機関にブリッジ通貨としてXRPが用いられるよりもあらゆる場面でXRPが用いられることにより、その市場価格が上昇することは言うまでもありません。

 

一体、XRPはどの位の可能性を秘めているのでしょうか。

 

リップル社においてCEOを務めているDavid Schwartz氏は『XRPの価格はあなたがXRPにどの様な夢を抱くかによる。』という表現を使い、XRPの将来性を述べています。

リップルの可能性とXRPの可能性の違い

仮想通貨XRPに投資を行う上で、リップル社の可能性とXRPの可能性は別々で考えるべきだと思います。

 

リップル社はそもそもXRPの提供だけを行っているわけではなく、リップルネットワークというクラウドサービスの提供を中心に行っている企業です。

 

XRPはもちろん、リップル社が提供するサービスの内の一つですが、リップルネットワークを構築するうえでの一つの機能とも言えるでしょう。

 

つまり、仮に金融機関がリップルのサービスを導入したとしても、そこにXRPがブリッジ通貨として採用されるとは限りません。

 

金融機関からすれば、もちろんXRPを使うことにより素早い送金と安い手数料が確約されるため顧客満足度は向上することは見込めます。

 

しかし、それは逆に本来は金融機関が獲得できていた手数料という収益をみすみすリップル社に明け渡すということに繋がります。

 

つまり、金融機関を中心に見るとリップルネットワークを導入する利点はあれどXRPを導入するメリットがあるとは言えない状況なのです。

 

もちろん、だからと言ってXRPを金融機関が導入しないかと言えばそうではありませんが、その可能性があるということも踏まえた上でXRPの機能的側面を観察すると面白いのかもしれません。

XRP: How Much Will it be Worth?

 

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