
国内でも人気の取引所であるザイフ(Zaif)では様々な取引が楽しめます。
現物取引はもちろん、信用取引やFX取引、さらにコイン積立も可能です。
いろんな取引を楽しめるのはありがたいのですが取引にかかる手数料も把握しておいて欲しいところです。
今回はザイフの取引手数料について一挙に解説していきます。
ぜひ参考にしてください!
本記事の内容
ザイフの取引方法には何があるの?
まずはじめに、ザイフではどのような取引ができるのかを簡単におさらいしておきましょう。
それぞれで違った手数料が発生します。
ザイフの取引方法①:現物取引(取引所、販売所)
ザイフでの現物取引には「取引所」と簡単取引のできる「販売所」があります。
取引所で売買できる銘柄ではビットコイン、ネム、モナコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムが日本円での取引が可能です。
さらにビットコインはその他の4銘柄とも通貨ペアで取引ができます。
販売所(簡単売買)ではビットコインとモナコインの売買ができるようになっています。
ザイフの取引方法②:信用取引
預けた資金を担保にお金を借りてレバレッジをかけた取引が信用取引ですが、ザイフでは最大7.77倍までかけることができます。
追証なしで利用できるので他の取引所とは差別化されています。
証拠金維持率は30%ですからリスクも抑えながらの信用取引ができるでしょう。
ザイフの信用取引ではビットコインとモナコインが日本円で取引できます。
ザイフの取引方法③:AirFX取引
信用取引と混同されやすいですが、FXの場合は取引所に預けている資産にレバレッジをかけた取引を行います。
高い時に売却して安い時に購入する、もしくは逆に安い時に購入し高い時に売却する方法にレバレッジをかけます。
ザイフでは最大25倍のレバレッジがかけられますが国内でも最高水準となっています。
FXAirで取引できる銘柄はビットコインと日本円の通貨ペアのみです。
ザイフの取引方法④:コイン積立
一般的な売買による取引の他に、ザイフでは毎月一定額を日本円で入金(銀行引落)によって仮想通貨を積み立てるコイン積立も実施しています。
売買のタイミングが分からない初心者、いつもの取引にプラスαで積立をしたい投資家にはおすすめです。
取引所が価格に合わせて売り買いをしていきますから大損する可能性は低くなっています。
積立ができる銘柄は現物取引できる銘柄でビットコインキャッシュを除いた4銘柄になります。(ビットコイン、イーサリアム、モナコイン、ネム)
ザイフはいくらから始められる?最小購入料金とは
積立金額は毎月1000円からになっていますので非常に始めやすい特徴もあります。
ザイフにはどんな手数料がある?一覧で確認
ではここから本題に移っていきます。
ザイフの公式ホームページに記載されている手数料をまとめると以下の表のようになります。
内容 | 手数料名 |
アカウント | 開設手数料・維持管理料 |
現物取引 | 取引手数料 |
信用取引 | 取引手数料・借入手数料・利益手数料 |
AirFX | 取引手数料・日次数料・スワップ手数料 |
コイン積立 | 銀行引落手数料 |
日本円入金 | 銀行振込の場合は振込手数料、コンビニ入金やペイジー入金の手数料 |
日本円ならびに仮想通貨の出金(送金) | 銘柄毎の手数料 |
※手数料無料の内容も記載しています。
このように手数料を一覧にしてみると多くの項目があることに気づきます。
以降のテーマで一つ一つの手数料を詳しく解説していきます。
ザイフのアカウントについての手数料は無料
ザイフのアカウントに関しては「開設手数料」、「維持管理手数料」と公式ホームページにも記載がありましたがどちらも無料になりますので安心して取引してください。
一度、アカウント(口座)を作れば解約するまでアカウントに対しては一切の費用がかかりません。
アカウントについて手数料が発生する取引所はありませんし、ザイフも例外ではないということです。
ザイフの現物取引の手数料は全体的に安い
しかも、国内の取引所と比較すれば全体的に手数料は安く、マイナス手数料も採用しています。
取引所の手数料でビットコインはマイナス手数料で儲かる
通常であれば取引所を使って売買をするためにザイフに手数料を払います。
しかし、ザイフではビットコインと日本円の通貨ペアに限りmaker手数料もtaker手数料もマイナスの手数料です。
マイナス手数料ということは取引が成立をすればするだけ、取引金額に応じた手数料がもらえるのです。
maker | taker | |
BTC/JPY取引手数料 | -0.05% | -0.01% |
表を参考にしてもらうとmaker手数料、すなわち売り板や買い板にない指値注文をして取引が成立すると取引金額の0.05%が付与されます。
仮に10万円の注文を作り、取引が成立すると50円分儲けが出る計算です。
かなりの金額で取引しなければメリットがないように感じますが、少なくとも手数料が取られるよりは得するわけです。
teker手数料はmaker手数料よりも低くなりますがこちらもマイナスの手数料です。
国内の取引所でマイナス手数料を採用しているのはザイフだけですからビットコインの取引ならば非常におすすめです。
アルトコインの取引でビットコインキャッシュは手数料が高い
アルトコインの取引手数料はtaker手数料が軒並み0.1%となっていてmaker手数料は無料です。
注意点はビットコインキャッシュ(BCH)のtaker手数料だけが0.3%と高めの設定になっているところです。
0.3%は国内外を問わず取引手数料としては高いので頻繁な取引には向かないでしょう。
販売所の簡単取引のスプレッドは良心的
ザイフではビットコインとモナコインに限り販売所での購入が可能となっています。
売買で発生する手数料はありませんがスプレッド(売値と買値の差)が実質的な手数料になります。
ザイフの販売所のスプレッドはそこまで開きがありませんので良心的です。
国内では有数の取引所ですから取引量の多さが影響しているのでしょう。
トークンの取引はほぼ一律の手数料
自社トークンである「ZAIFトークン」を含めて8種類の取り扱いがあります。
ZAIF、XCP、BCY、SJCX、FSCC、PEPECASH、CICC、NCXCの8つでそれぞれ日本円、ビットコインでの取引ができます。
いずれもmaker手数料は無料、taker手数料がPEPECASHを除く全ての銘柄で0.1%となります。(日本円、ビットコインでの取引共に)
PEPECASHのtaker手数料は他の銘柄よりも低く0.01%です。
ちなみにPEPECASH(ぺぺキャシュ)は海外版のモナコインと呼ばれ海外の匿名掲示板「4ch」から誕生したトークンです。
また、ザイフで扱っているトークンは全てビットコインのブロックチェーンを発展させた金融プラットフォーム「Counterparty(カウンターパーティー)」から誕生しています。
COMSAでの取引手数料はわずか0.1%
イーサリアムとネムのブロックチェーンを使って発行されていますので、通貨ペアがイーサリアムと日本円、ネムと日本円になっています。
いずれもmaker手数料は無料でtaker手数料が0.1%となります。
国内の取引所が運営するICOプラットフォームですから安心して参加することができるでしょう。
ザイフの信用取引手数料も無料だが借入手数料に注意
ここからは信用取引の手数料について解説していきます。
ビットコインの取引手数料は無料
ザイフで信用取引ができるのはビットコインと日本円の通貨ペアとモナコインと日本円の通貨ペアでした。
ビットコインの取引手数料は無料です。
モナコインはmaker手数料は無料ですが、taker手数料は0.1%となります。
ザイフの信用取引をする場合はビットコインがお得になります。
借入手数料は0.039%が毎日発生
信用取引では取引所からコインを借りて取引することになるので借入に対する手数料がかかります。
借入したコインの量の0.039%が毎日徴収されます。
また、取引には有効期限も設定され、注文から30日となっていて期限をすぎると儲けが出ていなくても強制的に決済される流れです。
購入したコインを長期間にわたって保有することができないと覚えておきましょう。
また、取引が長引くとそれだけ借入手数料も増えていくので注意が必要です。
利益手数料は0.7%徴収される代わりに追証なし
信用取引で利益が出た時、利益に0.7%を掛け算した分が利益手数料として徴収されます。
借入手数料と違って決済した時に発生します。
レバレッジを1倍にして信用取引をした時は免除されていますので覚えておくといいでしょう。
この利益手数料によって追証がなく追加で担保となる資金を入れなくてもよくなっています。
AirFXでは日次手数料とスワップ手数料が発生する
ザイフのFX取引には日次手数料、スワップ手数料の2つの手数料が発生します。取引手数料は無料ですから、2つの手数料について覚えておいてください。
日次手数料は0.039%/日
日次手数料とは信用取引の借入手数料と似たような手数料で毎日0.039%発生します。
何に対してかかる手数料かというと、決済せずに持ち続けている建玉の金額にに対しての手数料です。
スワップ手数料は2時間毎に発生
レバレッジ取引をするときにかかるスワップ手数料ですがザイフでは2時間ごとに発生し、現物の買値と売値がどの程度離れているかによって手数料のプラス、マイナスが変わってきます。
その手数料は最大で-0.375%〜+0.375%の幅があります。
スワップ手数料のかかり方が2時間ですし、日次手数料も考えると長期的な取引には向かないのがFX取引でもあります。
ザイフ特有のコイン積立には銀行引落手数料がかかる
ザイフの積立投資には積立金額によって銀行引落手数料が変わってきます。
1000円から積立が可能ですが、積み立てる金額が少ないと銀行引落の手数料も高くなるイメージを持ってください。
毎月5000円とすれば3.5%の手数料が5000円×3.5%=175円ですから、実際に引き落としになるのは手数料分を加算した5175円になります。
積立額から減額されるわけではありませんので注意しましょう。
日本円や仮想通貨毎に入出金手数料を確認
最後にご紹介するのは日本円や仮想通貨の入出金に関する手数料です。
入金は日本円のみ、出金は日本円と仮想通貨で可能になっています。
仮想通貨の出金とはウォレットや取引所への送金になります。
日本円の入金は住信SBIネット銀行からの振込がおすすめ
日本円の入金は銀行振込、コンビニ入金、ペイジー入金の3つの方法から選んで入金します。
手軽さで考えるとコンビニ入金、スマホやパソコンからでも入金できるペイジー入金ではないかと思うかもしれません。
しかし、いずれの入金方法でも3万円未満は486円、3万円以上の入金は594円と一定額の手数料が必要になります。
入金手数料に費用をかけたくないなら、住信SBIネット銀行から銀行振込をしましょう。
銀行振込でザイフが指定する銀行口座は住信SBIネット銀行になっています。
住信SBIネット銀行は同行宛の振り込みなら手数料が無料になります。
住信SBIネット銀行の口座をお持ちでなければ、この機会に作ってみるのもいいでしょう。
他行宛の振込もランクに応じて手数料無料になりますから国内の他の取引所への入金にも活用できます。
日本円出金は50万円未満の場合350円
ザイフの口座に保管している日本円を出金する際は50万円が基準になっています。
50万円未満の出金は350円、50万円以上の出金を依頼すると756円の手数料が差し引かれてあなたの銀行口座に入金されます。
仮に数千円の日本円出金を繰り返すと350円ずつ差し引かれますから少額の出金にはご注意ください。
仮想通貨の出金は銘柄毎で異なる
仮想通貨を送金するときにはそれぞれの銘柄で手数料が異なります。
送金額によて最少、最大の手数料がありますので確認した上で送金しましょう。
手数料分を含めた仮想通貨を引き出して、手数料を差し引いた分が送金されます。
ザイフの手数料は多岐に渡るのでしっかり把握して取引しよう
国内でも大手の取引所のザイフでは様々な取引ができます。
取引方法によって必要な手数料も異なるのは分かってきたと思います。
日本円の入金出金、仮想通貨送金の手数料を含め自分が取引するときにどのような手数料がかかるのか把握して無駄な手数料を防いでいきましょう。